世界一周の旅~13日目 旅順(中国) 



showです。



今日は旅順へ日帰り旅行。


 日露戦争でキーポイントとなった場所。


 2014年くらいまでは、日本人が行けるかどうか際どかったらしい。(無理だった説が強い)



 昨夜、旅順までのバス停を若いお兄ちゃんに聞いたら、いつも通りわさわさ人が集まってきて、あーだこーだ中国語で意見が飛び交ってた。 


その兄ちゃんはもう特に反日感情はないらしく、でも周りにいるおっちゃんたちが、たぶんギャクサツのことを言ったのだろう。


 翻訳アプリを使って、

 「昔、日本人が中国人をギャクサツしたとこ。大連政府は、日本人を許可しない。」と教えてくれた。



 この兄ちゃんは本当に良い人で、全くこの発言に悪気はなく、私たちが無駄足をしないよう考えてくれてた。


 おっちゃんたちから少し離れた後、「でも、試してみる価値はある」と英語で言ってくれた。




 戦争が終わって73年。


 今でも反日感情を学校で教え続けたり、日本人は行けない、又は行けないかもしれないと言う人が若者でさえもいたりっていうのに、ものすごくショックを受けた。 



未だに中国には、反日教育のための抗日博物館がいくつもある。



結局、旅順行きのバスは無事購入でき、ホテルの旅行代理店の人(までも!)が「日本人は行けない」と言っていた、旧刑務所(伊藤博文を射殺した安重根って人が処刑された)にも問題無くいけた。




「何人?」って旅順のお店とかで雑談的に聞かれたけど、「リーベン!(日本人)」って言っても、特に嫌な思いはすることなかった。



不安を煽るようなことの書かれたネットの記事を多く見ましたが、いずれ旅順訪問を考えてらっしゃるみなさん、私が思うに大丈夫!



実際に足を運び、この肌で感じてきたのでたぶん大丈夫です。



今回わかったことは、反日教育は今も根強く残っていること。



けど、若者にとっては、私たち日本人が思ってるほどセンシティブなものではなくなっていること。(もちろん人による)



複雑な感情を味わいつつ、行けるかどうか分からない旅順に自らの力で行けた!という達成感を味わった一日でした。





移動中、こんな黒い建物を見かけた。
日本でいう、「脱出ゲーム」…かな?





電車の中の電子掲示板。

 指名手配の人たち?(中国語わかる人教えて~!) 

次々ページは変わり、中には日本円で1億越える人たちも。



伊藤博文を射殺した安重根が処刑された刑務所。安重根は韓国人にとっても英雄のため、中国語と韓国語で説明文が書かれていた。



ロシア支配下のとき造られた牢獄。



こちらはロシアの造ったものに日本が増築した刑務所の内装。



個室はこんな感じ。ショッキングな内容が多く、これ以上はほとんど写真が撮れなかった。



外の空気を吸って、ひとまずリフレッシュ。
外は良い天気。



当時の水雷。 
これは当たると衝撃で大爆発するため、艦を沈めることができるほどの破壊力を持つ。



二〇三高地。今は桜園ができて、港が見下ろせる場所までは行けなくなっている。




旅順港。出入りできるところは一カ所だけで、そこの最狭部は273m、艦が1隻通れるくらいしかない。奥に見える2つの山の間が、そこ。


どうして中国の人は、こんなにも残すのか‥。

大の大人2人でこの残しっぷり。


食べたいものをとにかく頼んで、味見したら満足的なノリなのか‥?


全く手がつけられていないものもある。


ショッキングがてんこ盛りの一日でした。



今日はここまで。