自分の思いを実現する③

 

完璧主義の話

 

 

こんにちは。

 

セドナの現実派、ベアロッジの真澄です。

 

セドナは珍しくここ数日曇り空が続いています。

今日は雨が降っているけど、雪になるほど寒くなることはなさそう。

(今年はもう2回雪が降りました。)

 

セドナは年間を通して晴天の日が多いので、

外でのイベントなど、何かを計画するときに、

あまり雨のことは考えない。

 

通常1年のうち6月終わりから9月の初めくらいは

モンスーン・シーズンと言って、比較的雨が多い時期にあたるけど

(年によって、早く来たり遅く来たり、

長かったり短かったり。殆ど降らない年もある。)

日本の梅雨のようにジトジトと1日中、雨が降り続く日はあまりない。

(せいぜい、一年で10日くらいかなあ。)

雨の予報が出ていても、外に出て空を見上げて、

明るい空の方に出かければいい。

 

雨季の頃の夕方、見晴らしのいいところに行くと

晴れた側には綺麗なサンセット。

でもその反対側にはサンダーマウンテンに落ちる稲妻ショー。

両方同時に楽しめるそんな神秘的な空のときもある。

雨のシーズンならではのセドナの景色。

 

まあそんな感じなので、1日中雨が降って、

ハイキングに行けないという日は、滅多にはないけれど、

そんな特別の日はうちの宿で、お客さまと一緒に

サンキャッチャーやジュエリーなどを作ることが稀にある。

 

前回、完璧主義の話をしたけれど、

ものを作るときに、その人の性格というか習性が物凄く顕著に表れる。

面白いくらいに😄

 

例えば、サンキャッチャーを作ろう!ってなったとき、

 

ある人は何も考えず、思いつくままにビーズを選んで糸に通し始める。

またある人は、慎重に色を選び、テープルの上にざっと並べてから、スタートする。

(殆どの人が、このパターン。)

 

ただ時々、30分経ってもスタートできない人がいる。

色の組み合わせはどうだろう。

大きさのバランスはどうだろう。

パターンはどうか。単調すぎないか。

これだとインパクトがない。

短すぎるかな。こうすると長すぎてしまうかな。

やっぱりこの石を入れたい。

でもクリスタルを入れすぎたら、高くなってしまうかな。

 

などなど…

 

ああだ。こうだ。

ああでもない…。こうでもない…。

 

みんながもう作り終えてしまいそうな勢いなのに、

テーブルに並べたピーズを見つめたまま

まだひとつも糸に通していない。

「自分のイメージ通りの素敵な作品を創りたい。」

だから、めちゃくちゃ慎重に頭で構想を練る。

 

実は昔の私はこのパターンだったので、

その気持ちは痛いほど分かる。

 

よっぽどの面倒くさがり屋でもない限り、

殆ど全員が最低2–3回はやり直しをする。

長い時間をかけて準備した人でさえ。

 

どれだけ頭で考えて計画を立ててみても、

どれだけシュミレーションをしてみても、

何回、テーブルで並べ替えてみても、

実際に糸に通して、光に翳してみると

自分の思ったイメージとは全く違うことがある。

 

もちろん、計画を立てることは大事だけれど、

頭で考えてばかりでは始まらない。

頭の中で完成させることはできない。

実際にかたちにしてみることで、さらにいいアイディアが浮かび、

より良いイメージが湧いてくるかも。

考える30分より、手を動かす30分の方が

断然、効率がいいのではないかな。

 

だってどうせ失敗するんだから。

 

一気に作り上げようとしても、

一発で成功させようとしても、

何かが違う。なんとなく気に入らない。

どうせ満足できない。

 

 

私はなにかを始めようとするとき、

このサンキャッチャー作りのことを思い出す。

 

まずは行動を起こすことやってみることが、一番の近道!

あとは失敗をしながら、修正を加えていけばいい。

試行錯誤のプロセスこそが大切なのだと。

 

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