みっちゅです
広島湾岸トレイルの続きを書かきます。

日をまたぎ、いよいよゴールに向けて向かいます。
第8エイドをこえ、ラストの山に入っていきます。
しっかり休んだこともあり、ロード区間は少し道に迷いながらゆっくりですが走っていけます。
この時間帯の住宅街は結構メンタルにきます
「普通なら温かいベットでゆっくり寝ているはずなのに・・・」と
その気持ちを振り切りながら、ただゴールを目指すだけです
雨は再び降る予報のため少しでも、雨がやんでいるうちに前に進むのが今の目的です。
しかし山に入って少しすると、急に雨が降ってきました。
我慢しながら進みます。
ラストの山区間と思い・・・
なんとかひと山上り
くだり区間へ、第9エイドをただ目指します。
さすが膝が限界に近づいてきました。
第9エイド

ここでは、お茶漬け、バナナ、おしるこをいただき、少し休んで再スタート
ここまで、食事が食べ続けれたことに自分の成長を感じます。
初めての100キロウルトラマラソンはラスト30キロ近くなにも口にできなくなり、コーラと塩だけで進んだ経験もあり、強くなったと感じます。
しかし膝が限界になり、下りも走れなくなっており、ひたすら歩くのみ
そうしているうちに、午前4時を超えています
急に起きる、我慢のできない眠気、カフェインの入ったゼリーは2つ持ってきていたものの、1つは転倒時に破れて、1つは行方不明になり、準備したものが全く使えない、コーラはエイドまで遠く、睡魔とただ戦うのみの時間帯になりました。
日が昇れば目が覚めると信じているものの、我慢ができない
歩きながら寝ていた時間もあると思います。
仮眠は第7エイドでしかできないルールとは知っていたものの、屋根がある場所があれば、少し座って寝ようかとも考えていました。
その屋根もなく、いよいよフラフラしながら歩いていたため、雨の中道の端で座り込んで寝てしまおうかとも考えていましたが、ポイントポイントで抜いて行ってくれる方がいたためなんとか意識を保ちながら、時間を過ぎるのを待つ状況でした。
その状態で、泥の下りに入り、踏ん張りが全く効かず、何度も転びながら前に進みます。
そうしているうちに徐々に明るくなってきました。
目はなんとか覚めてきたため、気持ちだけ持ち直し、ゴールを目指します。
そして第10エイド
ラストですもう山はありません。
おにぎりとフルーツポンチを食べ、再スタート
河川敷を中心のコースとなります。
走ろうと思うものの膝が持たず、ただ歩くだけ
第9エイドから考えると、20人以上に抜けていますが、それでも、ゴールができると思い、あまり抜かれることになにも感じません。
保険として持っていた痛み止め(山の中で、怪我をしたとき、エイドまでなんとか移動できるようにと思い装備していた)を飲もうかと思ったのですが、べつの大会で飲みながら20キロ以上走ったら、2ヶ月間全く走れなくなった経験もあるため、飲まずにゴールに向かうことにしました。
そして10キロを2時間近くかけゴール

ゴールタイムは27時間を切るレベル
制限時間の7時間以上早くゴールすることができました
そのまま軽く着替えホテルに戻り、シャワーを浴びとりあえず寝ました。
膝のダメージはかなり強く、起きた際膝が曲がった状態で痛みで伸ばせずトイレに向かう数歩も歩くことができない状態でした。
そのまま夕暮れまでベット休み、湿布を貼って対応し、ここで痛み止めを飲む決断をし、なんとか歩くまで回復しました。
翌日は、予備で持っていた、機能性タイツと膝のサポーターをつければ歩けることに気が付き、帰りの新幹線まで少し観光して行きました。


感想としては
100キロのコースとしては、かなりきつい方ではないかと思います。
しかし、エイドの多さ、アクセスの良さ、街なかも走るためコンビニも数か所ある等
を考えると
初心者向けではないけど、100キロ初挑戦には良いコースだと思います。
まあ、しばらくはその日のうちに済むレースでいいかな~
とは思いました。
終わり