知人のアラジン修理などをしている間にも欠かさず行っている、
いつもの夕食後のお宝探しで、メルカリの方でちょっと変わった
大正期?の小ぶりな三菱扇を発見しました。
物自体は経年の傷やダメージ、電源コードが交換されているなど
後年手が入れられている感は有りますが、全体的には状態は良く
またガードが大正期・首振り無しの交直両用など変わったところが
盛りだくさんで、「これは買うしかないだろ!」と見た瞬間即決でした😄。
ちなみに以下のような出品者の説明でした。
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三菱電気扇 小型扇風機 レトロ ヴィンテージ 通電確認済
ミツビシデンキ
商品の説明
京都・花街にある、大正建築の元お茶屋跡の京町家に
父のオフィスがあり、その町家の押入に保管されていました。
「三菱電気扇」三菱電機株式會社。
小型の扇風機です。
鉄製なのか重量は小型の割にそれなりにあります。
コンセントを挿して通電を確認したところ、動いています。
風量の切替が「0」「1」「2」とあります。
羽も回転し、風もちゃんと来ていますが
古い品なので、回転の時にに音が鳴っていました。
※特に「1(弱)の時に音が鳴ります。」
コンセントの線だけ妙に新しく綺麗なのは、
そこだけ直したのではないかと推測しています。
ただ古い製品なので、長期の正常動作を補償するものではありません。
ヴィンテージ、大正ロマン、昭和レトロお好きな方、
お部屋やお店のアンティークな置物としても可愛いヴィジュアルです。
現状お取引・返品不可にてご了承よろしくお願いいたしますm(_ _)m
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もう、1枚目の画像の雰囲気だけで気持ちは決まりました😅。
今回は電気扇そのものの造形にやられましたね😓。
動作はできるが音鳴り有り、電源コードは打ち換え済との事でした。
いつも通り配線関係はダメなら交換するつもりなので無問題。
ただ、動作の確認は取れているので、配線交換はまだ慌てないで済みそうです。
ただ買ってから気が付きましたが、12インチよりかは大分小さい気もしてました。
切り替えスイッチが2段階というのもその所為か・・・。
自分は通常の12インチの三菱扇は10数台購入し、エトラ扇以外は
鋳物の問題でまともに修復・再生が出来ないのを痛感してから、
三菱の物は基本エトラ扇以外は物自体を全く信用していなく、
手を出すことはほぼ無いのですが、このタイプはほぼ市場で
見かけることはなく(自分は初見でした)、今後品物が出てくるペースを
考えたら、サイズや価格は許容内でしたので購入に踏み切りました。
兎に角、念願ではあった1台くらいは欲しい大正期ガードの三菱扇だったので、
落札できた時はうきうきでした😄。
そしてスムーズに手続きが完了し、昨日物が到着しました😅。
やはり届いた梱包箱が小さいので8インチかなと思いましたが、
出してみた所、その前に購入していたジャンクのウエスティングハウスの
8インチよりも更に小さいので、6インチ相当かなと。
大分かわいい電気扇でした😅。
整備する為に早速社外ガードは外しました😃。
実用性的には有った方が良いのですが、デザイン的に無い方が
自分的には好みです😊。
小さくても格好良い!😄👍。
丁度動作確認の為に引っ張り出していた、12インチの芝浦扇C-2021とも
並べてみましたが、人間で言うと大人と子供位のサイズ差がありますね😅。
モーター後部のエンドキャップに、スリーダイヤのマークが入っているのも
ワンポイントでおしゃれかと😊。
欲を言えば羽根が真鍮製ならなお良かったのですが、実際はプレスの鉄製に
ゴールド塗装の羽根でした。
コストなのか耐久性諸々の話なのか・・・🤔。
外装を軽く磨いてから動作確認をしてみます。
動画では既に給油済みの状態ですが、音鳴りの原因は軸の油切れだったので、
モーター前後に有るオイルポッドを外して給油しました。
そのあとしばらくエージングして無事復活となりました😄。
残念ながら銘板に打刻の記載がなく、型式までは分からないのですが、
デザイン的は間違いなく大正期、ただ三菱電機の社名になったのが
1921年(大正9年)なのでそれ以降かなと推測しています。
それにしても、このファン専用の社外ガード付きで、この小さいサイズの物が
当時有った事にも驚きました😲。
今の状態でもちゃんと使えますが、実用よりかはコレクション向きかな😇。
今は鋳物の割れが有って放置状態の、ウエスティングハウスの8インチと共に
仕上げて手元におきたいと思います😄。