人事制度の鬼が語る!

人事制度の鬼が語る!

共創型の人事コンサルタント会社 ㈱チームグリーン です
人事制度構築、研修実施、採用支援がメインの分野です。
社員1,000名程度までの中小企業様を対象に、オーダーメイドの評価制度や給与・等級制度を作っています。

こんにちは、皆さん!人事コンサルタントの前田です。

今日は、MBO(目標管理制度)とOKRの違いについてお話ししたいと思います。

 

まず、MBOとは「Management by Objectives」の略で、従業員とマネージャーが具体的な目標を設定し、その達成度を評価する制度です。MBOの主な特徴は、個々の目標が明確で測定可能であること。これにより、従業員は自身の進捗を把握しやすく、マネージャーも客観的に評価できるのです。

 

一方、OKRは「Objectives and Key Results」の略で、目標(Objectives)とその達成を測るための主要な成果(Key Results)を設定する方法です。OKRの特徴は、組織全体の目標と個々の目標が連動している点。これにより、全社員が一丸となって共通の目標に向かって努力することができます。

具体的な違いをまとめると、以下の通りです:

  1. 目標の設定方法

    • MBO:個々の目標を明確に設定し、その達成度を評価。
    • OKR:組織全体と個々の目標を連動させ、成果を測定。
  2. 評価の頻度

    • MBO:通常、年次評価が中心。
    • OKR:四半期ごとの評価が一般的。
  3. 柔軟性

    • MBO:固定的な目標が多い。
    • OKR:柔軟に目標を見直し、調整可能。

MBOとOKRは、それぞれ異なるアプローチですが、どちらも効果的な目標管理の手法です。自社の文化や目標に合わせて適切な方法を選ぶことが重要です。

 

それでは、次回もお楽しみに!