また3月のブログ記事中国の対米戦略を踏襲する?金正恩では金正恩は「庇(軒先)を借りて母屋を乗っ取る」戦略の一貫として非核化を進める旨指摘したが、米朝会談が始まるまで、日本のメディアは「朝鮮半島の非核化と北朝鮮の非核化は違う」とか、「これまでのように時間稼ぎで非核する気はないのでは」など、当方に言わせれば素人以下の推測に終始していた。
更には今般の米朝会談について、いわゆる検証かつ不可逆的非核化の文言がないから、「金正恩を利しただ」と結論づける専門家はあまりに短絡的過ぎまいか。
ちょっと思い出して欲しい。会談の前、北朝鮮は姑息な牽制として情報戦をしかけたのに対し、「それなら会談はしない」とあっさり一蹴し金正恩を慌てさせたトランプのしたたかさを。
すなわち、金正恩は文言になくても完全な非核化をせざるを得ない状況に追い込まれたと考えられまいか。
トランプはよく他国の指導者を決まり文句で誉める。「シンゾウは頭がいい」の様に。
見え透いたリップサービスなのは誰の目にも明らかなのに本人は知ってか知らずか、金正恩をも持ち上げている。
つまり、本心は真逆と言うことだ。
今般、トランプはまだ北朝鮮の非核化プロセスも始まっていない内から大規模な米韓軍事演習の中止を打ち出した。
これも北を利すると非難する向きがあるが、こうは読めないか。
「アメリカ大統領、米国は約束を実行した。今度は北朝鮮が私を満足させる形の非核化を実行に移す番だ。」
いや、更に勘繰れば「アメリカは相手国に対し誠意を見せたことを国際社会は確認した。後は北朝鮮の非核化がアメリカの意に沿わないと国際社会にアピールできれば戦端を開く口実になる」と。
金正恩は会談直前に軍トップ3人を穏健派に入れ換えたとの報道がある。
afp http://www.afpbb.com/articles/-/3177150?cx_amp=all&act=all
軍内部には体制保持のためアメリカに頭を下げた形の指導者に対する不満は相当に、高まっている可能性があり、アメリカが工作を仕掛ければクーデターによる政権転覆も容易にできる状況になりつつあるのかも知れない。
「いつでもやれるぞ」トランプの金正恩への誉め言葉は そう聞こえます。