『涼宮ハルヒの内包』が進化させる次世代軍事オフセット戦略の先の先 | あぐりートのブログ

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時事的話題に映画をからめて綴ります。

  「サンタクロースをいつまで信じていたか」と言うきょんのナレーションで始まるアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』が超能力者、宇宙人、未来人が活躍する学園ファンタジーと一線を隔し、SFジャンルと評されるのは、冒頭のナレーションでサンタクロースは勿論、超能力者や宇宙人、未来人の存在を子供の頃はともかく、今は現実的に否定しているテレビ視聴者と同じ立場の主人公の周囲に、実は人知れず異能力が在たと云う、『否定→否定の否定構成』と現実社会側の代表としての主人公の心の呟きナレーションが視聴者の共感を繋ぐことに成功した事が一つ考えられる。
 
さて私も応援に居た国立競技場で「夢は叶う」と優勝した高橋尚子は言い、『海底2万里』などで知られる作家ジュール・ヴェルヌは「人が想像できる事は人は実現できる」との言葉を遺した。


ジュール・ベルヌ

 人によっては『引き寄せの法則』とも言ったりするが、私事ながら、ブログに書き留めておくと記事内容とシンクロする事象が結構発生する事に気づかされる。

 似た経験は誰でも多かれ少なかれあるはずで、涼宮ハルヒの世界がその願望に沿いデジタル的に再構成、改編されたり異空間を出現させたとしても「それも有りか」と違和感どころか肯定させるのは、そういった体験があるからかも知れない。 
 
 SF小説で未来を先取りしたデューヌ・ベルヌが亡くなる4年前の1901年(明治34年)日本では報知新聞が100年後の未来の豫言記事を掲載しているが、明治の時代にエアコン、携帯、テレビ電話、カラー写真、高速鉄道などなど驚くべき正確な想像力には敬服する。
まさに「人が想像する事は人は実現できる」 である。

 となると現在人間が想像する事、あるいは願望も何れ実現するのだろうから、取り敢えずはAI技術で、自律した初音ミクの実存の具現化などは10年かからないと言ってみたりする…

 因みに今ある会話する携帯AIは思考、性格などの個人情報を収集するツールににも成りうる。御用心を。

 さて、個人の願望を他者とのシンクロニシティ
として距離に関係なく集団共有される現象に着目してみたい。
涼宮ハルヒでの憂鬱ではハルヒが異能力者や異世界を欲していたが、実は対照的立場のきょんの潜在意識(子供時代は興味あったと冒頭のナレーションで告白している)がハルヒを呼び寄せたとも見れる。

 個人の思考が他者の思考にシンクロする原理とは何か?この疑問の答えの入り口になるかも知れない番組が2017年7月にNHKで放送された

これは腕を動かす命令の脳信号を電気コードと電極を通して他人の腕に送るとその命令で他人の腕が動かせるものです。
脳信号で機械を動かす技術はすでにあり、身障者の介護などで応用研究されてるが、
人も動かせる事実は、無線伝達が可能なら
それはブレインコントロールに利用されることを意味し、研究が進めば他国の国民、軍隊までも自在に操つる事を想像できるではあるまいか。

 そして想像する事は…である。
しかしこうしたハイテクは個人が突発的に思い付くのではなく、すべからくそう想像するよう予め脳にで組み込まれているのかも知れない。
カタツムリに寄生しその脳を操るロイコクロリデュームのように遺伝子レベルで。
誰かが。