今回は、野良猫写真集『猫は生きる。また「ニャー」と鳴いて。』
に載っている花文字、「東」を書いた際の制作裏話です
写真集では、千葉県・神奈川県・東京都の猫さんが登場する章の表紙になる花文字です
「東」も、「北」を書いた時と同様に、メンバーの聞き取り調査から始まります。
「東」から連想するもの
江戸風鈴、金魚、龍、ツツジ、サツキ、フジ、亀、桜、朝顔市、ほうずき市、鯉、サクラソウ、梨、緑、灰色、藍色
江戸や粋な印象が強いようです。
灰色は、ビルやアスファルトのイメージからくるとのこと
私は朝の通勤時間帯にタヌキとバッタリ会うような東京の里山で暮らしているので、周りからみるとそういうイメージなんだ、と新鮮な気持ちになりました。
そして完成した花文字は、江戸紫の色をした金魚に、桜を入れてみました
花文字制作は、2022年11月だったのですが、
前年に生まれた上野動物園のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイをイメージしたパンダも入れました
シャオシャオには、背中に青い目印描きましたよ〜
花文字でパンダの絵柄は、愛され慕われるという意味があります。
そして、「東」のイチオシ絵柄は、黒船です。
「これ、黒船」と言わないとたぶん気付かれない。
だれにも気付かれない黒船
花文字を写真に撮っていると、やってくる猫。
さりげなく手足で隠す・・・。