弟が大阪に転勤になりました。
10年以上東京で勤めていた彼なのですが、
今回、新店舗オープンに伴い人事異動があり、そこで力を試す事になるのだそうです。
好きな事を仕事にする為に、長い下積みを経て今の仕事についたガッツのある弟です。
きっと、新天地でも活躍してくれる事と思います。
実は、私は弟と、10年近く、殆ど連絡を取る事ができませんでした。
昨年、ふと彼が連絡をくれた事がきっかで、実に10年ぶりの再会をする事が出来ました。
先日の振返りブログには書けなかった、2013年の重大トピック。
ふと、この事を残しておきたい気持ちになりました。
今日はこの事を、書こうと思います。
否定ばかりしていた幼少期
弟とは、絶縁していた・・・とは思いたくないのですが、
それに近いような状態でした。
姉として、私は彼を十分に認めてあげられなかった、
そのままの彼を受け入れてあげられなかった、、という想いがあります。
子供の頃から、彼の良さを、全く理解していなかったし、
理解しようとすらしていませんでした。
疎遠になってしまってから、ずっとその事を考えていました。
人を傷つけてしまった事による痛み、という感じが、ずっと私の中にありました。
その事を再会した時に謝らせてくれて、そして、彼がそれを受け入れてくれて、
本当に、救われた気持ちになりました。
子供の頃から、私は、親にも親戚にも受けの良い優等生、
弟は、一つの事しか出来ない、劣等生、という位置づけでした。
お姉ちゃんは、勉強も出来て、明るくて活発なのに、
なんで弟は勉強ぎらいで、内向的なのかねぇ。
いつも親はそんなふに言っていて、
いつしか私も、親と一緒になって、「たっくんはほんと、ダメだねぇ」と、
弟を見下す様になっていました。
うちは親がベンチャーの経営者で殆ど家にいなかったので、
親と迎合する事で、私は親の愛情を得ようとしていたようなところもあったのだと
思います。
私が25歳の時の事、ある日彼は
私が一人暮らしをしていたマンションに、相談に来ました。
勤めているアパレルの企業から転職したい、との事でした。
「自分の力を試したい。だから、もっと成長できる会社に転職したいんだ」
と彼は言いました。しかも、彼は既に、OA機器販売の会社に面接を受け、
営業で内定を貰っていると言いました。
その時の私は、「そんな会社に行っても、どうせあんたはやっていけない、
やめたほうがいい」と、反対してしまいました。
彼は、転職するのをやめました。悲しそうでした。
心配すればするほど、否定してしまうその時の私は、本当に世間知らずで、自分本位で、、
人様の事はおろか、
自分の事や、大切な弟の事ですらも、
「人の力を信じる」事が出来ない人間でした。
弟に対しては、心配の気持ちもあったのです。
OA機器の営業なんて、そんな厳しい世界でこの子がやっていけるはずがない、
そこで失敗したら、彼はダメになってしまうかもしれない、
そんなふうに思っていた事も事実です。
しかし、それは間違いだった。
もっともっと、彼の力を信じて、出来るアドバイスは沢山あったはず。
もっと、彼の「成長したい」という気持ちを、
聴いてあげればよかった、
「きっとできるよ、頑張って!」と、言ってあげれば良かった、と、思います。
その後も、私は、彼女の事や、進路の事など、
あれこれとネガティブな反対を繰り返しました。
心配すればするほど、「あればダメ」「これはダメ」と否定してしまう。
そんな感じでした。
今ははっきりと分かります。
その時の私は、「彼を心配していた」のではなく、
「自分の意見を彼に押し付けていただけだった」のだと。
そしてある事がきっかけで、弟は、私に連絡をしてこなくなりました。
そうして、疎遠になってしまいました。
希望!
昨年の再会では、彼の仕事の話や、友達の話、
なんと数十名もいる部下の話など、いろいろな話を聴く事が出来ました。
そして、
彼が、人の気持ちややる気を一番に尊重してマネジメントをしている
事や、店の売上が人間関係によって左右されるという事を
理解して仕事に取り組んでいるなど、
驚く程自分と考えている事が似ていて、びっくりしました。
きっと人が活きる場面、活きない場面をいやという程知っている彼だからこその、
良い仕事が出来るのだろうなぁと思いました。
私は彼に、本当になにもしてあげられていないし、
今でも姉弟関係は、なんだかぎこちないけれど、
これからたくさん、彼を応援していきたいと思います。
まずは彼の新天地での活躍を祈りつつ、
彼の力を信じて、必要な時にいつでも力になれる自分でいたいと思います!
