~八丈島 名所・旧跡ご紹介~ 「為朝神社(アコゴナア) 」 | 八丈島観光協会blog

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八丈島には大里の外に、大賀郷の護神山と中之郷に為朝神社があるが、二社とも小島の為朝神社とは直接関りがない。大賀郷護神山の為朝神社は、宗福寺の境内にあった三島神社を改名したものである。
中之郷の為朝神社は、山から流れる豊富な水を集めて水田に流すための樋(とい)を為朝がつくったという言い伝えがあり、そこに為朝神社を祭ったものである。この神社は、為朝の子どもが祀られているともされる。急な神様道が正面に見えているが、人が上り易い道は、堤からの用水が来ている奥の所からで、今は人も通らず分かりにくくなっていて、途中も崩れている。『実記』では、ここを大樋様としている。山下平治平為民と子・孝平為徳の銘のある石宮(天保11年11月18日付)が祀られていて、山下与左衛門茂実(為民の祖父で裏見の滝の水路を拓いた)銘の御神体が入っているとされる。
神様道の前で三原川の滝壷になっている所が「血の池」と言われ、為朝の子どもが殺されて血で染まったからその名がついたという話もある。



為朝神社(アコゴナア)

〒100-1623  東京都八丈島八丈町中之郷
裏見ケ滝温泉から裏見ケ滝に行く途中の右手にある神社である。