クロアシアホウドリについて『南海タイムス』記事ご紹介 | 八丈島観光協会blog

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クロアシアホウドリについて地元紙の記事より

かつて絶滅の危機に瀕していた鳥島のアホウドリを、その危機から救い見事に復活させたアホウドリ研究の第一人者、東邦大学名誉教授の長谷川博氏は、南海タイムスの記事で八丈小島で確認されたクロアシアホウドリについて下記のようにお話されています。

「八丈島以北で小島のような条件の所はないので、ここが北限になるのでは。青ヶ島は崖の部分に繁殖する可能性はある」という。その上で、「大切に保護して繁殖地が安定すれば八丈島にとっても大きな財産になります。鳥島にも豪華客船がきて、船上からアホウドリを観察することもあります。小笠原やガラパゴスなどでもガイドツアーをやっていますが、いずれも現地に行くまでが大変。その点、小島は八丈からも近いので、手軽に観察ツアーができるのはメリットです。今から情報を収集して準備しておくといいかもしれません」と長谷川氏。


 


未来を信じて 今できる努力を

「30年ほど前、調査で御蔵島に行ったとき、将来はこの島の巨樹や豊かな水、カツオドリの繁殖地などが観光資源になると話したら、地元の人がみんな笑っていたのですが、イルカウォッチングを含めて本当にそうなりました。これからはそうした流れがもっと加速する時代ですから、未来を信じて、できることは努力しながらやっていけば、きっといい結果が出ると思います」とアドバイスする。



※このブログ記事は、南海タイムス 第3565号 2013年5月31日(金)より文章・写真とも抜粋して掲載させていただきました。


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