病室の窓の外には木立が涼しげに影を落とし、まるで避暑地の別荘にいるみたい。

今日そこで過ごした数時間はとても密度の濃いものだった。

いくつかの出会いがあった。

どれもが必ず近いうちに別れの約束された出会い。

ただ言えるのは、「死」はすべての生き物に平等に訪れるということ。

彼等も死に私も死ぬ。どちらが先かは、神のみぞ知る。

肝心なのは互いにその限られた時間(人生)の中で、偶然にもこうして出会えたこと。


外に出ると容赦ない日差しと熱気と、夏の終わりを告げる蝉の声。