【キーエ】
くそっ・・・・。外が気になって全く集中できない・・・。千姫はうまくやっているのだろうか?それに、時間的にはカムイもここにやってきてる筈だ・・・争いに巻き込まれないでくれ。
「ラシュマ・・・用意はできてるか?」
『ハイ。』
「外が気になる・・・急いで終わらすぞ・・・。」
『・・・御意。』
魔導書を管理する特別な部屋にて俺は著作者の生存を調べ始める。決して難しいくはない・・・難しいのはその後の仕事だ。
『キー!!』
魔法で並べられた魔道書のうち数冊が燃え始めていた。これは著作者の死を意味していて、このまま放っておくとその著書は消滅してしまうが、それを防ぐために俺達リーブラーは『著作者の書き換え』をしなければならない。まぁ、要するに、形式上俺がその本の著作者となって本の消滅を防ぐというわけだ。
「オーベンクイール・・・・サマルイール・・・・ヘバリアス・・・ユーリア・・・エレル=スハーヴ・・・。」
死んだ著作者の名前を読み上げていく。クソっ・・・・奴らのせいで罪もない著作者たちが命を落とすなんて・・・あってはならないのに・・・!
「死亡した著作者は確認した。ラシュマ、書き換え、並びにそれを拒否した著書の時間を凍結せよ!」
『ワカリマシタ。』
「後・・・どれくらいかかりそうだ・・・?」
『十分以内デス。』
千姫・・・カムイ・・・・無事でいてくれ・・・・。そう思いつつ、ただただ仕事を急いだ。