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ルアーの「強さ」について考える(実釣編)

🦆さて…久しぶりに釣りに出た。


 たまっていた仕事も何とか片づけたし、とりあえずガソリンが満タンに出来たし。


 被災地のコトを考えると、呑気に遊んじゃいられない…とは思うんだけど、でも、自分の「元気」のために、今日は釣りに行かせて下さい(深々)。


 というワケで、いつもの管釣りに行ってみた。管理人さん曰く…客足がガクンと落ちているって。こんな時期だもの、仕方がないねえ…と笑っていたけど、どこも大変だよなぁ。

 「サカナのコンディションは、どう?」

 「ここんとこ、叩かれていないからスゴイと思いますよ。さっきペレット撒いたら、ワッと集まってきたもの。」

 ほほ~、そりゃ期待できますねえ音譜今日も、モンスター筋肉釣っちゃうぞぃ!


    そうそう、今日は「ルアーの強さ」について実践してみるんだった。早速、フィールドの観察から行ってみよう。


 気温は…結構寒い。まだまだ春が遠いなァ。水温は…メチャ冷たいぞ。水色は…濁っている(←いつもだけど:笑)風は…わずかに感じる程度で水面もフラット。むむむ、あちこちで盛んにライズが起こっている。ペレット撒いたせいだな、これは…でも、ヤル気はありそうだね。うわずっているのは、おそらくニジマスたちだね。


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    ならば…今日は「トップ」から始めよう。ポンドの中央めがけてキャスト…しばしポーズを入れて、ジャークを繰り返す。ジュッ…カポッ…とやっているウチに、ポッパーが波紋に飲み込まれた。

 「爆笑ほほほ~い!」

 元気なニジマスがヒ~ット!小振りながらも、なかなか暴れて楽しませてくれます。プラグの腹側にフックアップしているので、追ってきたのではなく、突き上げるようにバイトしたんでしょう。いや~これぞ、トップの醍醐味。使用したプラグは、トップの中でも「強い」方に属する「ポッパー」である。カラーは、ペレットに近いけど、ポップ音でサカナにアピールしたことで、サカナに「気づかせた」んだろうね。


 その後も、バイトは続いたんだけど、ヒットするのはニジちゃんばっかり。本命のデカイやつらは、姿を現さないねェ。アタシの経験で言うと、ニジマスの活性が高い日は、モンスターは動きが鈍いんだよね。まったく、若いヤツらは、スグに騒ぎ出しやがって…みたいなカンジなのかなァ。その反対に、デカイのがド~ンと喰ってくる時は、ニジマスは大人しい。小物は引っ込んでろ!とばかりに追い散らされているのかも知れないね。


 さて…お目当ての連中をどうやって引っ張り出すか…トップには、まったく反応しなかった…ちゅうことは、おそらく

 ✔️ボトムに張り付いている 

    ✔️カケアガリに付いている 

    ✔️噴水口周りに付いている

 ことが予想できるね。とりあえず

 「ルアーを追うのかどうか」

 を確かめたいところ。そこで、【パニッシュ70WL】をチョイスしてみた。「音としては弱い」けど「大きさとカラーは強い」と思うんだ。タイトに付いているであろうモンスターを驚かさないための選択ッス。噴水口周りとカケアガリを通してみる…おやおや、まったく追わないぞ。ということは…存在に気づかないのだろうか?ポイントをグルッと回ってみたけれど、ルアーを追ってくる気配がない。ううむ、なかなかに厳し~状況かも知れないぞ。


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    さて、次はどうしよう…モンスターに存在を気づかせるには、ある程度「音で誘う」方がイイかも知れない。トウィッチには、出そうにないので、タダ巻きで「明滅効果の高い」ヤツがいいかな。そこで、ミノーチェンジ。メガバスの【X-55SP】を噴水口周りにキャストする。タダ巻きを始めた、その直後だった。

 「ぬおっ💥出た~ぁ!」

 満を持しての登場は、ジャガートラウト。足元でいきなりバイトしたので、ちょっと慌てたけど、アタシの使っているタックルはベイトタックルなので、繊細なドラグ設定が苦手。こう言う時は、少しだけスプールフリーにして、ラインを出しちゃうと、やりとりがしやすいのだ。頭をブンブン振って抵抗するジャガーくん。いや~、やっぱ釣りはこうでなくちゃイケナイよねぇ(喜)。ほどよいウエイト音に加えて、カラーもシルバーベースにチャートバック&オレンジベリーと、明滅効果も抜群ッス。ミノーの立ち上がりの良さも要因の一つだろうね。よ~しこれで、モンスタートラウト連発といきまっせ~っ爆笑


    ところが…その後、フィールドの状況が一変する。強風が吹き出し、ポンド全体が大きく波立ってきたのだ。防寒に務めてきたつもりだったけど、こりゃ寒すぎるアセアセミノーへの反応もパッタリと止まってしまった。仕方がない、やるべきことはひとつ…休憩じゃ(笑)。あったかコーヒーコーヒーをすすりながら、しばし管理人さんとおしゃべり。地震のこと・生活のこと・サカナのこと…釣り場事情にも詳しくなれるし、やっぱり「話す」って大事だよねぇ。


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    体が温まったところで、釣り再開ッス。風は相変わらず厳しい。「春一番」と呼ぶには、あまりにも冷たすぎる風に、苦しめられそうな状況。ポンドの波打つ様子を見て、冬の西伊豆を思い出したよ。西伊豆って、冬場になると物凄く風が吹くでしょ、海のライトタックルに入れ込んでいた頃は、足繁く通ったものだけど、何度も強風に悩まされたっけ。まあ、管釣りですから、サカナは確実にいるワケで、ここは、なんとか状況を打開せねばっ!


 噴水口のジャバジャバが、まったく意味がないほどの荒れようの中で、いかにしてルアーの存在を気づかせるか…大きさ?カラー?いやいや違うぞ。選ぶべきは…音の「強い」ヤツだ!そこで選んだのが【TDミノー1063DSP】である。中層を引けるミノーで、ラトル音も大きい。バス向きだけど、これは期待できる。噴水口周りにキャストして、巻き始めた途端💥ズド~ンと出た!

 「おおお、こいつはロック!」

 サイズもなかなかイイぞ。重戦車のような引きに悲鳴を上げながら(←もちろん喜んでいる:笑)格闘するアタシ。水しぶきを散々かぶってのランディングに心も躍るぜえ!


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    よっしゃ、この選択は合っている!同じタイプで、カラーをグリーン系に変えて同じポイントを通すと…先程よりも、遥かに強いバイトが全身を包んだ。

 「うおおっ、コイツはデカイっ!」

 本日イチバンのファイトである。ラインは6Lbなので、ブレイクすることはないと思うけど、フックの掛かり具合が気になる。気を抜かずに(←完全に舞い上がっていたけど:笑)寄せてくると…なんと、50cmオーバーのジャガーだった。よっしゃ~、最高の気分じゃ!


 すげえなあ…ミノーを丸飲みだ。でも、この釣り場では、これまでにタイガーカラーで釣れたコトは一度も無かったぞ。「クロキン」と「タイガー」…「強い」のは、どっちなんだろう。いずれにしても、この強風下において、ルアーの存在に気づかせることができたのは、

 「音の強さ」

 ってことになるかな。どうです、このワルさ…最高ですね音譜


 ということで、さすがに耐えきれず、早めに終了。爆釣!ってワケにはいかなかったけど、

 「一尾を手にする喜び」

 を少しは実感できた気がするよ。

 「ミスターG」長嶋さんは、現役時代「快打洗心」という言葉を良く使っていた。アタシにとっては、まさに「快釣洗心」ってヤツだね。


 これからも擬餌針釣道一直線…じゃ!


🎯本日のHITルアー

✔️Megabass/X-55SP/HACHIRO

✔️Daiwa/TDミノー1063DSP/C-5(ホットタイガー)

✔️Daiwa/TDミノー1063DSP/A-4(キンクロ)

✔️Reply/ゴリマッチョ/ペレット


 アタシにとっては「お宝」とも言える「TDミノー」…廃版になってから既に久しく、ネットショップでも量販店でも絶対に見つからない一品。頼みの綱は、中古ルアー販売店と、街に古くからある小売店だね。人知れず、ひっそりと眠っている「TDミノー」を探す旅に出てもイイくらいのアタシである(笑)。


    皆様、御自愛下さい