最高の引き際とは? | 自分の才能を活かして成功する、才能発掘ブログ

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われわれ『TeamMizoguchi』は
●自分の才能を開花させたい
●自分らしく成功したい
という方々に、溝口式分析学を知ってもらい
自分の強みを生かして、成功してもらうことがミッションです!!

今週取り上げている井上雄彦先生ですが
記事を読んだ方から
「入れ込み方が格段に違いますね!」
とのコメントいただきました。

喜びたいような、喜んだらダメなような…

ですが、今回も気合を入れて
スラムダンク愛にあふれる記事を
TeamMizoguchiの矢野が書かせていただきます!

スラムダンク2

井上雄彦2

テーマは【最高の引き際とは?】です。

スラムダンクを読んだことがある方は
ピンときたかもしれませんね。

そうです。

あのスラムダンクの終わり方を言っています。

読んだことがない方のために簡単に説明しますね。

(ここから)
主人公:桜木花道が所属する湘北高校バスケ部は
神奈川県予選大会を2位で通過し
全国大会に出場することになる
2回戦で、前年度の大会覇者である
山王工業高校と対戦し、勝利を収めるも
山王工業との死闘で力を使い果たした湘北は
3回戦目で敗れる
ケガをした桜木がリハビリに励む姿を描いて終了
(ここまで)

かなりざっくり書きましたが
人気絶頂でこの終わり方だったため
読者からは不満の声も上がりました。

今後、おそらく絡んできたであろう新登場のキャラが
そのまま(伏線が張られたまま)終わってしまったので
もっと出番があればよかったのに、とか
やっぱり全国制覇してもらいたかった、などなど
読者なりの期待値が高かっただけに
不満にもつながったようです。

一方で、この終わり方が最高だったという声も
あがっています。

ちなみに、私もこの終わり方がベストだと
思っているクチです(*^_^*)

では、この終わり方について
読者視点ではなく、作者視点でとらえると
一体どうなるのかを考察してみましょう。

この場合、井上雄彦先生のバイオリズムが
影響してくることになります。

バイオリズムって何?という方はこちら
⇒ http://www.m-mentaltherapist.co.jp/analysis04.html#bio

井上先生が「スラムダンク」の連載を
スタートさせたのは1990年で
『充実』のバイオリズムポジションでした。

それから6年に渡って描き続け、
1996年『決定』のバイオリズムポジションで
連載を終了しています。

これまで、連載終了について井上先生は

「インターハイの組み合わせを作った時点で
 山王戦が最後と決めていた」

「トーナメント表を出したからには決勝まで行くっていう
 決まった道はもう進みたくない」

「前の試合よりもつまんない試合は絶対描きたくない」

「山王戦より面白い試合は描けないと思っていた」

「テンション高いところで終わらないと、
 作品にとって不幸になっていく」

と語っています。

前回の記事でも書きましたが
井上先生は、自分が描きたい作品を
自分の思い通りに描いてきています。

決まりきった道で進むことへの抵抗や
おもしろいものを描きたいという
Eタイプらしさから、このような考えになっていき
『決定』の年で、ここで終わろうと決めたんでしょうね。

良くも悪くも『決定』の年は
白黒はっきりさせたくなりますから
今後の方針や進路を決定するのにはベストです。

「テンション高いところで終わらないと、
 作品にとって不幸になっていく」
という、自身の価値観に基づいて描き切ったからこそ
井上先生の中で悔いはないし
それが、作品への評価にもつながっていると思います。

最初に、その終わり方に不満をもつ方もいると言いましたが
基本的にはみな「スラムダンク」への期待が高かったから
そうなっているわけです。

描けば売れるからと言って
ズルズル長引かせている作品を考えれば
あの終わり方がサイコーという意見も多いですし
私も、主人公の最後の表情が
作品を描き切った井上先生の心情を
表してるんじゃないかなと、勝手に思ったりしています。

引き際というのは、なかなか見極めるのが難しいですが
バイオリズムのポジションにあわせて
物事を決めたり、精算したりすることで
今後の展開につながりやすかったり
きれいな終わり方ができるというのを
そのまま表してくれている事例だなと思いました。

あなたがもし、引き際や終わり方について
悩んでいるならば、自分のバイオリズムをもとに
シミュレーションしてみるのもいいかもしれませんよ!?

バイオリズムを知りたい方はこちら