溝口先生は、同じ属性の職業適性を
2つ以上持っている人を『天才』と呼びます。
例えば、職業適性が「M3、M2、S1」だったら
マーケティングの適性が2つあるので
「マーケティングの天才」ということになります。
実際に天才なの?と言えば
同じ属性の適性が2つあるということは
適性が強い、つまり、非常に得意である、
ということですので
その分野の能力は伸びるのが早いし、
伸び代も大きい、ということになります。
そういう意味では
「生まれつき、強みを持っている」ことになりますので
『天才』という表現も肯けますね。
ただ、生まれつき持っている強みも
うまく伸ばせば『天才』ですが
場合によっては『変人』になってしまうかも知れません。
今日は、木下優樹菜さんの職業適性を見ながら
そのあたりを考察してみたいと思います。
分析担当は引き続きTeamMizoguchiの潮田です。
今日もよろしくお願いいたします。
さて、木下優樹菜さんの職業適性は「L1、L3、L3」でした。
職業適性の詳細はコチラをご参照ください↓
http://www.m-mentaltherapist.co.jp/analysis02.html
リーダーシップ適性が3つですので
溝口先生風に言えば「リーダーシップの大天才」です。
L1は組織の中のいろんな場面で活躍できる
人から頼られるタイプのリーダーであるのに対し
L3は目標を見つけたら、そこに向かって猪突猛進!
付いてこられるヤツだけついて来い!
という勢いのあるリーダーです。
このことから、木下さんは
積極的に行動する力や、人を引っ張っていく素質を
非常に強く持っている、と解釈できます。
でも木下さんは会社の社長でもないし
AKB48みたいな大きなグループのリーダーでもありません。
いったいどんな形で、リーダーシップ適性を
発揮しているのでしょうか?
木下さんは小学校1年生から
バスケットボールをやっていたそうです。
チームの勝利を左右するほどの実力者だったらしく、
小学校卒業の頃には中学の強豪校から
誘いが来たほどだとか。
でも中学生になって
自分は練習しなくても上手いから、
と練習をサボりがちになってしまい
「練習しない者は試合に出さない」という顧問の方針で
試合に出られず、つまらなくなってしまったとのこと。
さらに『モーニング娘。』のオーディションに
落ちるという挫折も味わったところに
ヤンキーになるきっかけが訪れたそうで…
「中学の時出会った“自由に生きてる先輩”
あ、ヤンキーの先輩なんですけど(笑)
に出会って、自由に生きれる!って思って、
7年間もやってたバスケを辞めてつるんだんですよ」
ということで、一夜にして
黒髪から金髪に染めかえ、ピアス穴をあけて
ヤンキーに変貌したそうです。
すごい猪突猛進ぶりですね(笑)
この「こっちに行こう」という気持ち一つで
急に方向性を変えられるところが
L3の適性の強さからくるもの、かと思われます。
ここから「独立独歩で生きていく」という方向に
リーダーシップ適性が伸びていき、
ヤンキー出身のタレントという
見方によっては『変人』と言えるところに
収まりました。
木下さんがバスケを辞めると言った時、
木下さんと親しかったメンバーから
「辞めないで」という手紙をもらったり
木下さんが辞めた後のバスケチームは
「優樹菜がいないと勝てない」
といった雰囲気になって
士気が下がってしまったそうですので
バスケチームにいた頃の木下さんは
チームを引っ張っていく存在として
リーダーシップを発揮していたのでしょう。
そのままバスケを続けていたら
L1とL3の適性がバランス良く伸びて
自分の実力でメンバーを引っ張っていく
リーダーシップの『天才』として
世界レベルの活躍ができていた可能性があります。
今でも所属していたヤンキーチームに影響力があったり
「何をやってても優樹菜が好き」といった
ファンの存在があることを考えれば
依然としてリーダーシップ適性は活かされていますが
これだけの才能がその範囲に収まってしまったというのは
分析を知っている立場からすると
非常にもったいないな、と感じてしまいます。
職業適性の偏りは
ある分野で非凡な能力を発揮しますが
能力を発揮できる環境が狭くなるので
活かすのはなかなか大変です。
木下さんのいる芸能界は
個性を強調することが求められる世界なので
適合できているのでしょうが
会社勤めの方などは、
全く逆の方向性を求められますので
木下さんの真似をするわけにはいきません。
ですので、もしあなたが偏った適性を持っている
『天才』タイプでしたら
ご自分が持っていない適性を持っている仲間を見つけて
足りない部分を補ってもらうと良いですよ。
リーダーシップ適性の強い方なら
アナリスト適性のある人に
プランニングや問題解決のアドバイスを頼んだり
マーケッター適性のある人に
交渉事やアピール方法を相談したり
スペシャリスト適性のある人に
コツコツやっていく地道な作業をお願いするなど
目標達成に向けたチームを結成して
相手に合わせた作業分配をしていくことで
リーダーとして『天才』的な能力を
発揮することができます。
せっかく『天才』になれる素質を持っているのですから
『変人』で終わらせないよう、
しっかり結果を出して認められたいものですね。
ご自分の職業適性を知らない方はコチラで分析してください↓
http://www.12gifts.jp/