『諦めが悪い』って素敵なことです | 自分の才能を活かして成功する、才能発掘ブログ

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われわれ『TeamMizoguchi』は
●自分の才能を開花させたい
●自分らしく成功したい
という方々に、溝口式分析学を知ってもらい
自分の強みを生かして、成功してもらうことがミッションです!!

溝口式分析学では、講義の中で
「感情・思考別ランキング」というものを
やっています。


A~Fまでの性格タイプを
怒りっぽいとか飽きっぽいという
感情ごとに順位づけすることで


各タイプの感情や思考の特徴を知り
分析の学びを深めるためのものなのですが


このランキングの中に
「諦めが早い」というものがありまして
このランキングの最下位はCタイプです。


つまりもっとも「諦めが悪い」タイプ
ということですね。


では、どのくらい諦めが悪いのか。
Cタイプの著名人、香川照之さんを例に
見てみましょう。


今週の分析は、香川さんと同じCタイプの
TeamMizoguchi潮田です。


Cタイプの説明はコチラをご参照ください↓
http://www.m-mentaltherapist.co.jp/analysis03.html

 

Cタイプと言えば、キーワードは『家族』です。
自分の行動を決める際に、
常に家族のことを視野に入れており


家族という存在が
自分の中の一部みたいになっているタイプです。


香川さんと家族、とくれば
当然、思い至るのは
45年ぶりの父親との和解、


そして、46歳で歌舞伎の世界に飛び込み
九代目市川中車を襲名したこと、でしょう。


香川さんと父・市川猿翁さんは
香川さんが25歳の時、
俳優デビューしたことをきっかけに
公演先に父を訪ねていったところ


「大事な講演の前にいきなり訪ねてくるなんて
役者として配慮が足りない」と叱責され


「あなたは息子ではない。
もう二度と会うことはない」
と言い放たれたそうです。


普通はこう言われたら
怒るか泣くかして諦めると思うのですが


香川さんはこの言葉を
「本当は心に温かいものがある人が
ないふりをしているのか、どっちなんだろう?」
という疑問を持ったとのこと。


おそらく、香川さん自身が
家族に対して厳しいことを言うとき
その出所が愛情からのものなので


同じような気持ちで父親も言ったんじゃないか
あるいはそうであってほしい
という思いがあったのだろうと思います。


そのためか、決別宣言とも取れる
この言葉を聞いてからも
香川さんは何度か、父親の舞台を見に行っています。


そして、歌舞伎界入りの
ターニングポイントになったのが
息子さんの「お父さんはどうして
歌舞伎をやってないの?」という問いかけ。


歌舞伎の家の血筋を重要視していて
猿翁さんの一人息子という立場から


歌舞伎をやっていないことに
負い目を感じていた、という香川さんは


この問いかけをきっかけに
負い目を払拭しようと、
歌舞伎の世界に入る決断をしました。


父の市川猿翁さんもそれを受け入れ
香川さんに市川中車の名跡を継がせ
稽古もつけているそうです。


46歳ともなれば、今ある地位から上を目指すのが
大半の人が取る選択肢なのでしょうが


父と同じ舞台で歌舞伎を演じる
という夢を持っていた香川さんにとっては
無謀であっても挑戦したいことだったのでしょう。


周囲から不安の声が上がる中
他の仕事を全てキャンセルして
練習に打ち込んだ甲斐あって


2ヶ月続いた襲名披露公演は
大盛況のうちに幕を閉じました。



こうしてみると、香川さんにとって
歌舞伎=家族といった感じですね。


45年も諦めないってすごいな!と思う反面
Cタイプでは諦められないだろうな、と思います(笑)


でも、香川さんが諦めなかったことで
猿翁さんの血筋を絶やさずに済みましたし


母親の浜木綿子さんと猿翁さんも
断絶したままにならず


さらにこの和解劇が話題となって
新しい歌舞伎ファンを呼び込むことにつながりました。


「諦めの悪さ」によってもたらされたものは
メリットが大きかったのではないか、と思えます。


「諦めが悪い」っていうのも
なかなか素敵なことなのかも?


香川さんのエピソードは
そんな風に思わせてくれますね。