仕事から早めに帰るからお散歩に行く準備しとけと柴犬パパから電話。
ヌコは、午後1時過ぎに場所を移動してから、
ずっと眠っている。
玄関前では、何も口にしなかったが、
さすがに何かあげないといけないだろう。
柴犬パパが帰る前にと、お散歩の準備よりも、ヌコのお世話を優先させる。
夕方4時、初めてヌコにご飯とお水を用意した。
りくごまちゃんから、はにわちゃんを保護した時にプレゼントされた物。
はにわちゃんは、口にすることなく天使になってしまったけれど、
これがあって、助かりました。ありがとう、たまちゃん。
はにわちゃんのお供えから、こっそり失敬する。(笑)
犬にも猫にもOKの高栄養食です。
よし、いいだろう、こんなもんで。
で、ヌコはどうしてる?
お~~~起きたか。
ヌコは、私の顔を見て、
か細い声で、「にゃ~~~」と鳴いた。
なかなか可愛い声してるじゃないのさ、おまいさん。(笑)
触れるかな?と思い、手を伸ばすと、ヌコは黙って触らせてくれた。
(一宿一飯の恩義だろうか?)
いいこ、いいこ、いいこだね。
元気になぁ~れ。
お前はまだ、死ぬには若いだろ?
このヌコは、やっぱり大人の猫だと思う。
甘える仕草が見られた。
そんなに人間に慣れているような子には見えないのに、
私には、触らせてくれた。
よくよくヌコを見ると、状態は非常に悪い。
脱水起こしとるし、もしかしたら、腎不全のような状態かもしれないと推測する。
ウィルス性の風邪ももってると思う。
体はガリガリで、骨と皮だけと言う感じ。
目を開くのもしんどそう。
体にお肉がついてたら、おまえはきっと立派な大人の猫さんだね。
まだ、そんなに年はいってないと思う。
はにわちゃんを産んだのは、やっぱりこのヌコだろうと思う。
きっと、はにわちゃんは母子感染だったのではないか?と想像する。
7月の半ばに、瀕死のはにわちゃんを保護して死なせてから、4か月が経つ。
3カ月前くらいは、まだ、このヌコは元気に走っていたというから、
(その時は、まだ人間にも近寄らない、触れないヌコだった。)
このヌコも、徐々に今の状態になっていったんだろうと推測する。
すまんのぅ~ヌコよ。
お前を病院に連れて行く力は、今の私には無いんだよ。
私にできる事は、雨露凌げる軒下を貸してあげることと、
なるべく美味しい物を食べさせられる事と、
投薬することくらいしかない。
まっ、とにかく家に来たからには、元気だせよと、話しかけた。
(なんで、よりにもよって、貧乏生活真っ只中のうちに来るんだろうね~もっと金持ちの猫好きさんとこ行けばいいのに・・・)
さっ、お散歩行く準備しなくちゃと室内に入り、外をもう一度見た。
うぉおおおおおお~~~~ヌコが、ヌコが、メシ食っとるっ!
食べる気になったか。 移動してるヌコ、初めて見た!(笑)
そっと窓開けて写真撮る。
自力で寝床から降りてきたんだな。
食べにくそうに、お口の端からポロポロこぼしながらではあるが、食べている。
邪魔しないように、ズームで写そう。(笑)
食べてる、食べてる。ふふふっ・・・
食べる姿を見るのは、やっぱり何よりも嬉しいものですね。
「生きる事は、食べる事」
自力で自分の意思で食べる事ができるなら、まだ大丈夫かもしれない。
そんな淡い期待を、胸に抱きました。
う~~~~ん、かなりキツネ目・・・・ 痩せてるせいね、きっと。
ヌコのこの様子に少し安心して、みんなでお散歩にでかけました。
そして、昨日の夕陽は素晴らしかった。
まるで、ヌコ神様から、ご褒美をもらったような気持ちになりました。
本当に、素晴らしい夕陽でした。
ヌコを見守って読んでくださってる皆さん、ありがとう。
皆さんにも、この夕陽をプレゼントします。