二項対立ご存じですか?
先日、【注文をまちがえる料理店】の小国士郎さんのお話を聞きに行きました。
その中で、何度もこの言葉が登場しました。
ので、皆様にもご紹介します。
【二項対立】とは?
二つの概念が存在しており、それらが互いに矛盾や対立をしているような様の事です。
元々は一つの概念であったものを二分することにより、それを矛盾や対立をする関係へと持っていくことを二項対立と言うこともある。
陸と海、子供と大人、彼らと我々、臆病者と英雄、男らしさと女らしさ、既婚者と独身者、白と黒、運動と静止、明と暗のように
相対立する一対の概念を二項対立という。
二項対立で注意すべきこと
例えば
「陸」は「海でないもの」、「海」は「陸でないもの」ととらえて初めて意味が明瞭になる。
陸であれば海でないし、海であれば陸でない。
これが排他的な関係。
しかし、陸と海を合わせると、地球の表面のすべてを網羅している。
これが全体のシステムを形成している。
しかし、あいまいさが生じる。
二項対立によると、あいまいさや重複が生じることがある。
例えば
「陸と海」という二項対立の場合、「海辺」はどちらに入るのか。
海辺は陸でも海でもあるのか、それともどちらでもないのか。
また、「彼らと我々」の二項対立の場合、そのいずれにも入らない逸脱者はどうなるのか。
対立する概念には社会の価値観が反映している。
例えば
「臆病者」と言う場合、それは暗黙のうちに「英雄」と対比されて、「臆病者は良くない」というネガティブな意味が付与されることがある。
これは社会の価値観が反映しているからだ。
同じことは、既婚者と対比される「独身者」、男らしさと比較される「女らしさ」、我々と比較される「彼ら」にも言える。
つまり、二項対立は単に自然を描写したものというよりも、社会の価値観を帯びたイデオロギー的なものということである。
物語や映画などを読む時に役立つ。
物語や映画などはある状態から別の状態に進行していくという特徴があり、それらの状態の関係は二項対立関係にある。
例えば、暗から明へ、明から暗へ、あるいは制御からパニックへ、パニックから制御へ、あるいは人間と機械といったものである。
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物事を進める時に、立ち止まり二項対立に目を向けると新たな展開が見えてくるかもしれませんね。