65.【自分の利益を後回しにする人】~孔子~65.【自分の利益を後回しにする人】 樊遅(孔子の弟子)が、知とは何かと孔子に聞いた。 孔子が答える。 「人の行う道を努め、鬼神を敬いながらも、神頼みしかしなかったならば、それは知である。」 さらに樊遅が仁とは何かと聞いた。 孔子がいう。 「仁者は心に私欲がないので、まず自分の行いがたい義務をやり遂げて、利益を考えることを後回しにする。このようであれば仁者ということができる」と。 論語