何事も自分で体験してみないと
実感できないもの。
 
その日の夕方、
最初に苦し紛れにたどり着いた総合病院の救急窓口。
ここでは対応きないので、
歩いて20分離れた耳鼻咽喉科へ行けと言われた。
 

救急で来てるんですけど~ガーン

 
人口が多いせいだと思うが、
病院看護婦の対応も折衝ナイ、ここ中国。
 

すでアレから30分経過。

耳鼻咽喉科の受付にたどり着くと、
 
「あぁ、それね。
お金払ったら、→そっちのお部屋お入り」
 
別の棟まで、ありがたくも微々たる診察料を払うこと、
さらに10分経過。
 
つばをのむたびに痛いんですけど~えーん
 
そして、先生の前に座ると
先生「どうしたの?」
私「・・・。」
旦那「魚の骨が・・・」
 
先生「あぁ、そう。何時くらいにやったの?」
旦那「もう45分前ほど」
 

ガーゼを手の中に渡され、

先生「これで自分のベロを引き出て」
引き出す滝汗
 
先生「もっと手前に引き出して、
いーという口の形のまま、あーと発音して」
私「いー」
先生「そうじゃなくて、反対。
いーという口の形のまま、あーと発音して」

私「あー」ゲロー

 

先生「あぁ、見えたのに、もうちょっとで取れなかったわ

もう一度」

私「あー」ゲロー

 

失敗。

先生「もう、ゲロっちゃうんなら、麻酔しましょ。

ベロ出して、麻酔駅垂らすから、飲まないで吐き出してね」

 

一滴、二滴…

ペッ

 

待つこと2分…

即効で効いてきた。

のどに感覚がなくなり、

もうすぐ呼吸ができなくなる気がして、

旦那に最後の別れを即効で告げたくなる。

 

私「ちょっろちょっろ、もうすぐいひでひなくなるかほ」

(=ちょっとちょっと、もうすぐ息できなくなるかも)

 

旦那、大丈夫だよって、

携帯睨んでるムキー

 

この間に、耳鼻咽喉科救急だんだん込んできて、

行列ができた。

行列は、先生の診察室内の机の脇から、

ドアの外へと長くなり、

患者と付き添いの人数も10人以上になっていた。

 

そして、その90%の患者が、

魚の骨を喉に刺していた。

 

私は麻酔で10分待ちの間、

目の前で二人のおばさんが私と同じ様に、

ガーゼで舌を引き出す。

 

(注釈、この手の診察室ではほぼ、プライバシーはありません。)

 

一人目、

不安と同情の多数の目線のスポットライトを浴びながら、

先生「あるある。行きますよ…(しーん)

取れた!」

拍手喝采。

 

二人目は、骨が取れない場所にあるという。

様子を見て、明日までに取れなかったら、手術するってポーン

 

10分経ったから、私の番が来て、

今度は取れた。

短めだけど、太い骨だった。

でも、麻酔が効いているため、

骨が取れた実感はなし。

うれしくて、ガッツポーズでる。

 

最後に会計をして、

病院を去るとき、

さっきの骨除去成功のおばさんNo. 1が、

「取れたかい?」

 

私「うん、成功や!」

親近感高まり、

ウィンクでお別れ。

 

そして、その後も耳鼻咽喉科には、

ディナー途中の客が続々と訪れていた。

 

魚の骨

もしつっかえたら

耳鼻咽喉科

 

意外と取らない救急な行動、

でも便利だから、

覚えておこう。