この記事は、タクさんの記事である「流行に乗り遅れることが何か?」の記事及びそのコメントを読んで思ったことを書く記事です。
なので、本題部分でこの記事が気になった人は、この記事を読む前に、そちらをお読みください。
本題
本題
結論から言うなら、自分は、流行自体は悪いものではないと思います。
というか、流行自体はいい・悪いの判断の出来ないものです。
問題なのは、流行に縛られることだと思います。
結論は以上ですので、読むのが面倒くさいと思った人は、ここで戻ってください。
この先は補足的内容です。
というか、流行自体はいい・悪いの判断の出来ないものです。
問題なのは、流行に縛られることだと思います。
結論は以上ですので、読むのが面倒くさいと思った人は、ここで戻ってください。
この先は補足的内容です。
1.はじめに
まず、上に書いたように、流行自体はいいものでも悪いものでもありません。個人レベルで考えるなら、「今は○○がマイブーム」みたいなものでしょう。
それが、団体レベルの話になるだけで、何かが流行るということは、日常生活では当たり前のことです。
また、そもそも、多くの人にウケるものでなければそもそも流行になんてならないです。
多くの人にウケるということは、自分にとって面白いものである確率も高いでしょう(この辺はちょっと強引な考え)。
なので、流行を追いかける、あるいは流行に乗るということは受動的に自分にとっての面白いものを見つけるための手段なのだと思います。
自分で探し出さなくても、何となく世間で流行っているものを追いかけていれば、いつかは自分の「これだ!」と思うものにたどりつけると言いましょうか……。
多くの人にウケるということは、自分にとって面白いものである確率も高いでしょう(この辺はちょっと強引な考え)。
なので、流行を追いかける、あるいは流行に乗るということは受動的に自分にとっての面白いものを見つけるための手段なのだと思います。
自分で探し出さなくても、何となく世間で流行っているものを追いかけていれば、いつかは自分の「これだ!」と思うものにたどりつけると言いましょうか……。
2では、流行の何が問題なのかを書きます。
3は、一転、流行のよさについて。
4では、私なりに考える(というか、私がやっている?)流行との付き合い方などを書きます。
5は、1~4の内容を踏まえつつ、タクさんの記事に関して思ったことを書きたいと思います(←当初はこちらを主にしようかと思っていたのですが、書き出すと長くなってしまったので、章分けしました……)。
3は、一転、流行のよさについて。
4では、私なりに考える(というか、私がやっている?)流行との付き合い方などを書きます。
5は、1~4の内容を踏まえつつ、タクさんの記事に関して思ったことを書きたいと思います(←当初はこちらを主にしようかと思っていたのですが、書き出すと長くなってしまったので、章分けしました……)。
2.流行における問題点
いわゆる流行において、何が問題なのか。私は、流行にがんじがらめになることと流行に乗っていないと駄目という風潮が問題だと思います。
この二点は、だいぶ似たものですが、前者は個人的な意識、後者は(日本の)社会的な意識と言えるでしょう。
2では、それぞれについて、少し詳しく書いていきたいと思います。
2-1.流行にがんじがらめになること
まずは個人的な意識について。人によっては、「流行を追わないと!!」と思っている人もいると思います。
ただ、「はじめに」で書きましたが、「流行は個人レベルで考えるならマイブームみたいなもの」です。
そう考えると、「流行を追わないと!!」と思うことは、「今は○○がマイブームだから、それをしないといけない!!」と思うことと同じことだと言えるでしょう。
それは変ですよね?
自分が楽しむためにマイブームという手段を用いていたはずなのに、いつのまにかマイブームが目的になってしまうと言えばいいのでしょうか……。
楽しむための手段としてのマイブームであり流行であるのに、それ自体を目的にしてしまうという矛盾がおこっているわけです。
回りくどいことをしましたが、言いたいことは流行というものは自分が楽しむための手段の一つであるということです。
よって、それに縛られてしまうことはナンセンスですし、そのような現状は問題だと言えるでしょう。
しかし、何故縛られないといけなくなるのか……これは2-2で書く「世間の風潮」があるからです。
よって、それに縛られてしまうことはナンセンスですし、そのような現状は問題だと言えるでしょう。
しかし、何故縛られないといけなくなるのか……これは2-2で書く「世間の風潮」があるからです。
2-2.流行に乗っていないと駄目という風潮
次に社会的な意識について。これは、タクさんの記事でも述べられている「流行遅れ」という言葉が、如実にその風潮を表していると思います。
日本人は、良いように言うなら「和を尊ぶ」、悪い言い方をするなら「異端を嫌う」という性格があります。
その性格からか、流行から外れた人を、やわらかく言うなら「和を乱す人」、きつい言い方をするなら「異端」として考える風潮が生まれています。
そして、異端と認識したものを和を乱すものとして弾き出そうとする……。
「和を尊ぶ」という性格上、「異端とされる」ことを恐れるので、流行を追う。
その結果、流行に乗らないものが少数派であるように見えてくる。
少数派は異端と見られやすいので、それを避けてより流行に乗ろうとする……。
まさに負の(?)スパイラルですね。
ただ、これも「マイブーム」に置き換えて考えてみると、やはり「今は○○がマイブームだから、それをしないといけない!!」と同じことだと思うのですよね。
上でも書きましたが、やはりそんな状態はナンセンスですし、問題でしょう。
社会的な風潮なので、個人がどうにかできる問題ではないですが。
上でも書きましたが、やはりそんな状態はナンセンスですし、問題でしょう。
社会的な風潮なので、個人がどうにかできる問題ではないですが。
でも、「流行だからといって、万人がそれを追うわけではない。」ということは、しっかりと覚えておいてほしいです。
3.流行のよさについて
2章では流行の悪い部分について書いてきました。しかし、流行には良い点もあります。
その最たる点は、1に書いたように受動的に「これだ!」と思えるものを探せるということだと思います。
タクさんの記事のコメント欄でスワロー君さんが書いていますが、「エンターテイメントが現在“大量にある”ということが一つ。大量にあるということは、“自分にあった物を見つける時間がない(埋もれてる)”」から「じゃあ、今はやっているのをやろう」となるわけです。
そこで「これだ!」と思うものが見つかれば、流行を追う意味を見えてくるでしょう。
また、これもタクさんの記事のコメント欄でスワロー君さんが書いていますが、共通の話題として使えるという利点があります。
もちろん、「私が知っている=相手も知っている」というのは行き過ぎですが、話の本題に入る前の何気ない会話としては有用です。
初対面の人に対して、いきなり自分の興味のある話題で話をするよりは、共通の話題でワンクッションをおいて、そのあと自分の興味のある内容・相手の興味のある内容に移っていくほうが、スムーズに進むと思います。
もちろん、「私が知っている=相手も知っている」というのは行き過ぎですが、話の本題に入る前の何気ない会話としては有用です。
初対面の人に対して、いきなり自分の興味のある話題で話をするよりは、共通の話題でワンクッションをおいて、そのあと自分の興味のある内容・相手の興味のある内容に移っていくほうが、スムーズに進むと思います。
短いですが、このように、流行というものには、自分の好きなものを見つけやすい・コミュニケーションを円滑に進めるという利点があります。
ただ、後れて流行を知り「おっ、これは面白い!」ということもあります。
例えば、最近で言えば東方がそれにあたると思います。
正直、最近までは、「知ってはいるが、ほぼ知らないと同じ」状態でした。(東方を作っているのはイオシスだと思っていたくらい)
ですが、ブログの関係でなかなか話題にのぼっているので「どんな感じかな?」とみてみると、一部のキャラや音楽がジャストヒットだったわけです。
このように、流行?を追っていて、いいものを見つけたという経験があるので、流行を追うことが一概に悪いとは思っていないです。
ただ、それに縛られているつもりはないです。
東方の曲にしても、何となく自分が「これいいなぁ」と思ったものが人気のものだったりするだけなので、あくまで主体は自分、ついでにそれが人気なんだといった形でとらえています。
例えば、最近で言えば東方がそれにあたると思います。
正直、最近までは、「知ってはいるが、ほぼ知らないと同じ」状態でした。(東方を作っているのはイオシスだと思っていたくらい)
ですが、ブログの関係でなかなか話題にのぼっているので「どんな感じかな?」とみてみると、一部のキャラや音楽がジャストヒットだったわけです。
このように、流行?を追っていて、いいものを見つけたという経験があるので、流行を追うことが一概に悪いとは思っていないです。
ただ、それに縛られているつもりはないです。
東方の曲にしても、何となく自分が「これいいなぁ」と思ったものが人気のものだったりするだけなので、あくまで主体は自分、ついでにそれが人気なんだといった形でとらえています。
余談ですが、私自身は、それなりに自分がこれだ!と思うものを買っているわけなのですが、ときどき「流行を追っている」と思われることがあるのですよね。
流行っているものが多いのは事実です。
が、私自身は、「あくまで主体は自分」と思っています。
実際、「けいおん!」に興味がなかったりしますしね。
流行っているものが多いのは事実です。
が、私自身は、「あくまで主体は自分」と思っています。
実際、「けいおん!」に興味がなかったりしますしね。
このように、「流行を指針にしつつ、最終的に自分で判断する」、これが私がやっている、あるいはこれから先やっていこうとしている流行との付き合い方です。
5.まとめ
以上のことを踏まえつつ、タクさんの記事について。私も、「流行!流行!」と、単に「流行だから……」という理由だけでそれを追いかけるのはどうかと思います。
流行はあくまで指針であり、流行だからやらなければいけないなんてことはないと思いますし、少なくとも私はそうしたいとは思いません。
また、タクさんの言う「不適合者」に対しても、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を送りたいと思います。(私は、「荒らす人」と受け取ったのですが、タクさんが違った意味で使っていたらすいません)
いくら、その作品に興味があるといっても、「何をやってもよい」というわけではありません。
守るべき一線を守ってこそ楽しめるというものでしょう。
しかし、「流行=洗脳」これはちょっと行き過ぎかと思います(もちろん少し大げさに言っているのはわかりますが)。
「流行に踊らされている」かどうかも人によるでしょう。
「結果として流行っているものを好きになった」ということはあることですし、逆に、好きなものだったはずなのに「流行になってマナーも悪くなってきたから離れようかな」というのは、なんと言えばいいのでしょうか……「逆に踊らされている」と言えばいいのでしょうかね……的確な言葉が思い浮かばなくて恐縮なのですが。
せっかく、流行る前から「これがいいなぁ」と思ったのに、流行になってから「ちょっとなぁ」というのも、もったいない気がします。
「流行に踊らされている」かどうかも人によるでしょう。
「結果として流行っているものを好きになった」ということはあることですし、逆に、好きなものだったはずなのに「流行になってマナーも悪くなってきたから離れようかな」というのは、なんと言えばいいのでしょうか……「逆に踊らされている」と言えばいいのでしょうかね……的確な言葉が思い浮かばなくて恐縮なのですが。
せっかく、流行る前から「これがいいなぁ」と思ったのに、流行になってから「ちょっとなぁ」というのも、もったいない気がします。
つまり、流行っている・流行っていないは気にせずに、自分がいいと思うものを、自分が楽しいと思う範囲で楽しめばいいということですかね。
「流行っているものが好きならそれでよし。流行っていなくても好きならそれでよし。」です。
「流行を追うのも悪くないし、流行を追わないのも悪くはない。けれど、どちらにしても、行き過ぎはよくない。」と思います。
「流行を追うのも悪くないし、流行を追わないのも悪くはない。けれど、どちらにしても、行き過ぎはよくない。」と思います。
まあ、ぶっちゃけると、流行遅れという言葉が嫌いなのは私もですがね。
最後にもう一度書きますが、流行自体は問題ではありません。
流行に対する個人的・社会的な態度が問題なのです。
流行に対する個人的・社会的な態度が問題なのです。
あとは、ちょっと余談でコメントのナタデココ農家についての話。
それは「経済という観点から仕方のないこと」なのだと思います。
日本国内でも「需要がないから倒産」なんてことは日常茶飯事ですし。
日本の中でも、バブルの崩壊があったように、「ブームに沿ってそれに飛び移って、ブームが過ぎるとサヨナラ~」というのは、言ってはなんですが「どこでもあること」なんです。
それは、ブームが原因でナタデココ農家になった人は気の毒だと思います。
しかし、それを気にし過ぎるのも、それはそれでナンセンスだと思います。
結局は、それを繰り返していって発展していくのです。
その過程で、誰かは不利益を被りますし、誰かは利益を得るわけです。(まあ、不利益を被るのが自分になるのはノーサンキューですがね)
資本主義はそんなものです。
それは「経済という観点から仕方のないこと」なのだと思います。
日本国内でも「需要がないから倒産」なんてことは日常茶飯事ですし。
日本の中でも、バブルの崩壊があったように、「ブームに沿ってそれに飛び移って、ブームが過ぎるとサヨナラ~」というのは、言ってはなんですが「どこでもあること」なんです。
それは、ブームが原因でナタデココ農家になった人は気の毒だと思います。
しかし、それを気にし過ぎるのも、それはそれでナンセンスだと思います。
結局は、それを繰り返していって発展していくのです。
その過程で、誰かは不利益を被りますし、誰かは利益を得るわけです。(まあ、不利益を被るのが自分になるのはノーサンキューですがね)
資本主義はそんなものです。