2日前に長女の小学校へ授業の様子を見に行って来ました。
長女は現在発達障害傾向があり、在籍は普通学級ですが1日1、2時間程度支援級に通級させて頂いています。
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来年度から在籍をどうしていくのか?
このまま普通学級で頑張るのか、支援級に移るのか、、、
もう2月に入ってしまい、1日でも早く決断しなくてはならない時期です。先週も次女が体調を崩したりして、学校へ出向く約束が延ばし延ばしになってしまっていました。
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私としては今の状態が理想でした。普通学級に在籍しながら時々支援級に行く。娘の苦手な算数を支援級でゆっくりフォローして頂けたので、学習面でもサポートがあり、またコミュニケーションが苦手で普通学級には友達が居ない娘も支援級では割と積極的に人と関わることができるので、これくらいがいいバランスだとみていました。
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しかし支援級の先生からは、これはあくまでも一時的な対応で、ずっとは出来ないこと、というお話を受けました。
そうです。支援級というのは、在籍している児童の人数に対して加配の教師が配置されます。在籍していない児童をどんどん通級に受け入れてしまうと、対応できる教師の人数が足らなくなってしまいパンクするのです。
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だから選択肢は2つ。普通学級か支援級か。
これまでも節目節目にこの選択肢に直面し、彼女の状態をみながら、今年は普通級で様子をみてみよう、今年も、、、とやってきました。そして来年は3年生。
中学年になると、またぐっと環境が変わってきます。授業の進み方も早くなるし、教科も増えます。周りの子どもたちもどんどん社会性を増し成長してきます。
私は学級担任として、この中学年の時期に、授業についていけなくなり、また友達とも上手くやれなくなり、辛そうにしている児童を目の当たりにしてきました。もちろん担任として出来る限りの支援をしますが、1人で、30人以上の児童を抱えている普通学級ではやれることが限られるのは事実です。
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特に理解や習得に時間のかかる娘には、算数は普通学級ではもう難しくなってくるだろうということ。後メンタル面。
普通学級に居る時の娘は完全に萎縮し、全く自分を出せていない様子。しかし支援級に行くと伸び伸び明るく授業中もたくさん発表するらしいです。
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支援級にはどんな子どもでも安心できる温かい雰囲気があります。授業のペースもゆっくりで、見通しが持ちづらい子供でも分かりやすくする手立て、集団に上手く入れない子どもには加配の先生がサポートに入るような手立てがあります。もちろん教師は、特別支援を専門として学んできた者たちなので、発達障害についての知識も豊富だし、そういった子どもの扱いも上手です。
なにより、そこにいる児童も教師もとても優しく温かいのです。
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家に帰って改めて娘にその意思を尋ねました。
支援級に行きたい、
即答でした。
私は次の日にそのことを夫に伝え、夕方には学校へ電話をして、来年度は支援級へ移籍したい、と伝えました。
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一度支援級に移っても、また様子をみながらタイミングがきたらまた普通学級に戻るというのも今はよくあります。
またその子の様子をみながら、できる活動や教科は普通学級で受けるということも出来ます。
事務的に籍は移しますが、表面上の生活はあまり変化しないのかもしれません。ま、やってみないと分かりません。
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私たち親がいなくなった後、しっかり自立し、幸せに生活していってほしい、、、
最後にはそんな想いに駆られます。
支援級という選択は決して悲しいものではない、と以前投稿で書きました。そうです。その通り、娘が毎日生き生きと学校に通えるようになるのです。こんなに嬉しいことはありません。
、、、、
でもなぜでしょうか、
そう考えれば考えるほど涙が溢れてきます。
「全部分かっていても受け止められない。」
発達障害の子どもをもつ親御さんはそういった言葉を口にされます。
、、、、
そうです。受け止めるのには時間がかかるのです。分かってはいるけど、、、と。
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もうすぐ子どもたちが起きて来ます。今日もいつもと変わらない1日が始まります。
平凡な1日だけど、子どもたちが元気で笑ってくれる、今日もその顔を見ることができる。幸せです。私は幸せです。