皆さん、こんにちは。
コミュ障を治してあげる日本語の先生
です。
「コロナ男子だってデートしたい」
なかなか衝撃なタイトル(笑)
誰がかかってもおかしくない。
でも、誰もが怖い。
コロナにかかった。後遺症が残って咳が止まらない。
自宅療養で「独り」の寂しさを思い知り、至急恋人でも見つけなきゃ!
でも後遺症が治らない限り、誰も会ってくれないだろう?
どうしよう???
こんな葛藤を抱えるあなた(?)に、
ピンチをチャンスに変えるコミュニケーションプランを、お届けします。
まず、少し専門的なことを知ろう。
「丁寧さ」とは何か、ご存じでしょうか?
《敬語表現》という本からまとめると、
①利益
②行動
③決定権
④当然性
⑤具体性
という5つの要素が含まれている。
その中で、③決定権の法則とは、
「尊重したい相手に決定権を与える」ということです。
私自身はコミュニケーションの研究者で、
不満表現(≒喧嘩)に含まれたあらゆる文言を調査したところ、
「勝手に決めるな!」が上位15位に入るぐらい、
決定権を与えないと、人間は怒るものなのです。
先日マッチングしたある男性とお会いして、
メニューを見ながら、彼は咳き込んでいたので、
「風邪ですか?」と聞いたら、
「先月コロナにかかったので後遺症」とのこと
なんだと??!!
「でも治りましたよ。PCRも陰性で。大丈夫です。」
いやいや、大丈夫かどうか、勝手に決めるな!
正直、引く。
引くしかない。
理屈はわかってるよ。
誰だってかかる可能性はある。
差別してはいけない。
本人だってつらかった。
でも、初めて会う人に、何の親密性や信頼性もない。
どうしてもこの人と話す必要性もない。
陰性証明を見せてもらったわけでもない。
一刻も早く帰りたいけど、
目の前の人を傷つけたくもない気持ちは、誰が寄り添ってくれるんだろうか?
なぜ私はこんなジレンマにさいなまれなきゃいけないのか?
結局、食事が届いた瞬間から横にあったアクリル板を目の前にガード!
(お店の方、感染対策ありがとう!!!!MAX)
不安を持ちながら2時間ほどしゃべり、それなりに楽しく話せたが、
「こういう状況は一言ぐらい相談ほしかった」とはっきり伝えた。
恋愛に発展する可能性はゼロだけど。
そうだ。
日本人の得意なホウ・レン・ソウなのだ。
もしコロナにかかってしまい、後遺症なり何なり、
マッチング相手にとって心配要素になりそうなものがあったら、
ぜひ素直に相手に相談しましょう。
自分の誠実さをアピールするには、これよりいいチャンスないでしょう?
ぜひお会いしたいけど、心配ならビデオデートでも、延期でもいいと、
相手に決定権を与えましょう。
もう治ったから大丈夫!
俺はコロナなんて気にしない!
なんて、勝手に決めないように。
恋愛はもともと理屈ではなく、
相手の心理に寄り添わなければできないものだから。
もし相手がそれで会えないと言ってきたら...
そもそも続かない人間関係だから、諦める余裕を持ちましょう。
もしこのブログを見て、
「やっちゃった...」と思うコロナ男子がいたら、
もう一つ秘策を伝授しましょう。
数日経ったら、相手に、
「先日は大変失礼いたしました。
あれから体調にお変わりはないでしょうか?」
と尋ねてみるといいかもしれません。
(あなたがブロックされていなければ、の場合)
無視されることを想定し、傷つく勇気を持ちましょう。
もしかしたら運よく、相手が「丁寧な人だな」と思って返事をくれるかもしれません。
あるいは、あいにく自分か知り合いの誰かがコロナにかかって、困っているかもしれません。
今のご時世だと、あり得ないことではないから。
そしたら、コロナ経験者としてアドバイスし、交流が深まるかもしれません。
困った相手にとって、あなたが救世主に見える時が来るかもしれません。
何事も恐れず、コミュニケーションを図れる勇者だけ、
幸せという勝利を手に入れられる。
忘れないように。