大家さんとコンサートへ(4/29)

さて、今日は前々から約束していた通り大家さんと
ケーペニック城へのコンサートへ行くという
ドキドキの重大イベントが待っていました。

午後3時40分頃に我が家に迎えに来てくださり、
そのまま大家さんの車でケーペニック城まで
向かう予定です。さぁ、どうなる？？(＞＜;)

約束の時間を緊張しながら迎えましたが
･･･ん？10分経過してしまいましたぞ！？

どうしたんだろう？几帳面な大家さんがこんなに
遅れてくるなんて･･･不安が過ぎりつつ、
部屋をウロウロしているとインターフォンが！

｢Hallo！｣と受話器を持ち上げると
かなり疲れた(息を切らした)声で大家さんが
名前を名乗りました。だ、大丈夫ですか！？

急いで下まで降りていくと、案の定、急いできた
様子の大家さんが｢遅れてごめんなさい｣と悲しそうな
声で言うので、必死でフォロー。ヽ(;´Д｀)ノ

いやいや、我々、連れて行ってもらう身ですし！

とりあえず無事に合流を果たして大家さんの車で
ケーペニック城へ向かいます。私が助手席、
先生が後ろの席なんだけど、何を話せば･･･。

まだ、語学学校にも行ってないし、私のドイツ語
ボキャブラリーなんぞ、しれております、ええ。

しかし、折角連れて行ってもらうんだし！と思って
感謝の言葉や天気のことなど色々頑張りました。

私の発音が悪くて聞き取れない場合は、わざわざ
眼鏡をかけて書いてある文字を見てくれたり。
(運転中にも関わらず。)

先生の通訳もありながら、なんとか楽しく(？)会話。
しかし、この日、ベルリンでは大きなサッカーの試合
がありまして、途中で大渋滞に巻き込まれてしまいました。

だって、もう両端に車がずらっと停まっていて警察も
こんなに！？っていうくらい出動しています。

その間、大家さんはコンサートに遅れるんじゃないか
と気が気じゃない様子。しかし、我々を気遣って色々
話しかけてくれました。(有難いやら申し訳ないやら)

そんなわけで、なんとか渋滞を抜けてケーペニック城
までやってくると、コンサートは始まっており、途中で
入れることは叶わず、休憩まで待つことに(なんてこったい)

今回、やってきたのは｢ROMANTISCHER SARON｣という
タイトルでピアニストが山口研生さんという日本人の方で
大家さんが紹介してくださったのでした。山口さんは
すっごく物腰の柔らかな方で、いきなり現れた我々に
とても親切にしてくださいまして、ドイツ語ももちろん
ご堪能で、演奏も素晴らしいものでした。すごいなぁ。

そして、バイオリン奏者はMarianne Boettcherという方で
私のたどたどしいドイツ語にも喜んでくださり、本当に
いい方で･･･。ヴァイオリンも素人の私が聞いてもすごく
素晴らしい演奏でしたよ！惹きこまれちゃうんだよね。

しかし、ヨーロッパのすごいところは、(いい意味で)
こんな狭い部屋でコンサート！？といったくらい
目の前の近いところで生演奏が聴くことができるんです。

しかし、お部屋はお城の一室なので、天井画もあり
素晴らしいお部屋だったんですよ。いやぁ、すごい。

山口さんいわく｢ヨーロッパはこんな感じ多いですよ｣
とのことです。コンサートなどがより身近なんですかね？

毎週末、何かしらここではコンサートなどが行われている
みたいですし。先生も感化されたのか｢本場のクラシック
も１回聴きにいきたいね。｣とのことです。わーい(*^▽^*)

大好きな大家さんと。ろくに言葉も出来ない