非常に興味深い内容でした。

スウェーデンといえば

中立。公平。平等。環境にやさしい。
高福祉。リベラルで、LGBTも移民も受け入れる。幸福度上位。
仕事は早上がりでOK,有休を毎年3~4週間取ります…など、良いイメージで満たされていますよね。
先進的で、世界中に憧れられているかのように日本では良いイメージでばかり語られ、
「それに引き換え日本は◎◎がだめだ…」と引き合いに出されます。


しかしこの本では、そのスウェーデンの等身大の姿を、スウェーデンに暮らして長い筆者が著しています。

内容としてはいろいろありましたが、以下のようなことに興味を惹かれました。

軍需産業が国の非常に大きな産業であり、非民主主義国にも武器を売りさばき、
そもそもノーベルがノーベル賞を設立したのも、殺人兵器を作り出した自分の死後の評判を気にしてのこと。
仕事も個人に裁量を任されているといえば聞こえがいいけれど、
自分は遅く出社して早く帰ったとしても自己申告で「勤務しました」と言う人がいるのも実情、
そしてグローバル企業が多いので、自分でできない仕事は、人件費の安い他国に回すことで成り立っている部分があり、
有給が長期にわたるなど労働者の権利が篤い国というイメージとは真逆で、レイオフが毎年のようにある…それも本当に大量の人が首をあっさり切られる!
「効率」の概念が日本とは違い、
日本は顧客目線でいかに迅速に高品質なものを提供するかが「効率」であり、
スウェーデンにおいてはいかにコストを抑えるかが「効率」であるので、異様に提供に時間がかかったり質が落ちたりする。



日本という国の質の高さを再確認できる内容でもありました。
日本は随分 北欧などと比較して自国を卑下する人が多いけれど、それはちょっと違うんじゃないの?と思わせる内容でした。

ぜひご一読を!