彩瀬まる「骨を彩る」
骨を彩る/幻冬舎¥1,512Amazon.co.jpどうしようもない、わからない、取り戻せない、もういない―。なかったことにできない、色とりどりの記憶が降り注ぐ。最大注目新鋭作家、書き下ろし。 先日「神様のケーキを頬ばるまで」を読みましたが実はこちらが先に読みたいなぁと思ってました4つの短編です登場人物はみな何かを失ったり欲しいけど手に入らないものがあったりなかなか重い内容のものもあります「神様~」はわりとさらっと読めたのですがこちらは、何か心に突き刺さってくるところがありさらっとは読めませんでした(特に最初の「指のたより」数年前に妻を亡くした津村が主人公です夢に亡き妻が出てくるのですが夢のたびに妻の指が少なくなっていって・・・という少しオカルトな内容なのですがものすごくよく書かれていると思いました)1文1文は「重い」というわけではないのですがたまに「うっ!」とくるものがありました特に最後の「やわらかい骨」がしみました(この話は3歳で母を亡くした津村の娘、中学生の小春が主人公です)「でも、人を好きになったりきらいになったりするのは、自分でしたい」↑「ほんとそうだよなぁ・・」と思いました大人になるにつれ、なかなか難しくなってきますが周りの噂話、評判に流されず・・・でいきたいですちょっと不思議なタイトル「骨を彩る」彩瀬さんのすばらしい感性が感じられます今回も、この本のすばらしさの半分も言葉にできませんでした・・・涙ぜひぜひ読んでみて下さい