約2カ月前に
『僧侶に日本語を教えることになり、日本語教師をしている。』
といった記事を書いたことがあります。
しかし、その続きを全く更新していませんでした。
ここで近況を報告しておきます。
僧侶の日本行きはほぼ確定したようで、日本の大学からブータン政府に事前語学研修のための本が送付されてきました。
『一人でできるひらがな・カタカナ』
『みんなの日本語』
の本が送られてきました。
事前語学研修とは、日本に派遣される前に一人で予習のため行うものです。
本には、CDが付いていて外人の人がそれを使い学習していけるというものなのです。
しかし、僧侶のジグミ君は、CD Playerを持っていません…
逆にこの途上国で、CDplayerを持っている人がどれくらいいるでしょうか?
持っていれば本当に分かりやすく学習できるのですが、持っていないがために無意味な教材になってしまいました。
そのため、今は授業の一貫として、自分のPCでCDを再生しひらがなの復習を兼ねて使用しています。
既にこのジグミ君、
・ひらがなの発音
・ひらがなの書き方
・簡単な挨拶
・簡単な自己紹介
・簡単な買い物に使える表現
・日本食の味(味噌汁・カレー・お茶を試食させました)
は習得しました。
自分はあまり必要に感じていなかったカタカナですが、本が送られてきてから本人が少しやりたいと言ってきているので、今後少しづつやっていくつもりです。
しかし、外国人が日本の大学に日本語研修に行くので…そこで習うと思うのです。
それよりも、簡単な会話ができた方が不安が少しでも減るような気がしています。
まだ、時間があるので少しずつ日本語を使えるようにサポートしていきたいと思っています。
そして今回の記事の本題はこれから…
その日本語教師を続けてきたことで、ブータンNo3のリンポチェにお会いしてきた記事を書きます。
そのジグミ君が所属している僧侶の高等仏教学校が、パロにあるサンガ・チョコルという所。
パロについては、詳しくはこちらをご覧下さい
日本語授業を始めた当初から「自分が所属している学校に来たかったら連れて行ってあげる」と言われていたので、今回行ってきました。
サンガ・チョコルは、写真の右上に見える白い建物。山の頂点にあります。
ここへは、かなりラフ道を通らなければなりませんでしたが、車で行けました。
サンガ・チョコルは、昔シャブドゥンの居城だったようです。
※シャブドゥンとは 1616年にブータンを一つの国家としての枠組みに収めることに成功した人物のウガワン・ナムゲル。 ドゥク派を国教とし、政教一致の国体を持つ「ドゥク・ユル(雷龍の国)」の誕生を宣言した。
まずは、なかなか入ることができない僧侶の部屋で休憩させてもらうことに。
その後、リンポチェの時間があるときに、部屋を訪問させてもらいました。
写真の左上の家が、リンポチェの生活している場所。
リンポチェの部屋の前室で待たせてもらっている写真。右のカーテンの奥にリンポチェがいます。
まずは、自分が一番初めに部屋に入らせて頂き、
・五体投地
・カダを広げ差出し、首にかけてもらい
・頭に「ポンッ」とBlessing(恩恵を受ける行為)をしてもらい
・スンキを頂きました
そして、特別にジグミ君を通しリンポチェを撮影させてもらいました。
※これは、本当に特別なことです。
そのTOP3のリンポチェは、どこの家でも飾られているカレンダーに写っている3人のうちの1人でした。
「テルテン・ドゥップタ・ドルジ」
そのお歳、なんと11歳。
しかし、中はリンポチェ…。それは、会ってその目や雰囲気で理解できました。
TOP2が2週間前に行ったタンゴチェリでお会いした、「テンジン・ラプゲ」
TOPがジェ・ケンポ(大僧正)
一緒に行きたいと言って一緒に来た友達もその後、Blessingをして頂き無事終了。
最後に僧院(僧侶たちの教室)で参拝・いろんな説明をジグミ君にしてもらい帰路につきました。
リンポチェの家の前で生徒のジグミ君と記念撮影。
この僧院は、パロの景色が一望できる場所でした。
日本人は、仏教を信仰しているとみな答えますが…仏教の知識が全然ないため、こういう僧院に来ると本当に恥ずかしくなります。
チベット仏教が信仰されているこの国にいる間に、少しずつ仏教について考えていけたらなと思っています。
それにしても…まだ5カ月しかいないのにTOP3のうちの2人にBlessingしてもらうことができるなんて…なんか信じられません。
日本語教師を続けてきたことで、普通の活動だけでは決してできていなかったであろう経験をすることができています。
それにしても…RIM研修、この前の総会で正しい挨拶の仕方を学んだにも関わらず…きちんとできなかったのがとても悔しかったです。
最後に…『ジグミ君』と何回も言っていましたが…28歳と自分よりも年上の青年です!