タイトルにあげたのは筋肉少女帯の歌である。

歌詞の内容は
「語り手は香菜ちゃんという
 女の子と付き合っている。
 彼女はとても素直な子だが、
 ちょっとお馬鹿さん(天然?)なので
 語り手と別れた後も
 彼女が一人で生きていけるように
 映画や本を与えて頭をよくしてあげよう」
というものである、たぶん。

正直、最初聞いたときは
「何目線なんだろう、
 ちょっと独りよがりじゃないか?」
とも思ったが、なんとなく語り手のことを
嫌いになれなかった。
それは自分と別れた後のことを
考えてあげられる彼に、深い愛情を
感じたからだ。

しかし、最近になって
ふとこの歌を反芻したとき
もう一つ、私が語り手を
嫌いになれない理由があることに気がついた。

それは、彼が香菜ちゃんの頭を
よくするために与えたのは
映画や本という「物語」だった、
ということである。

私は「物語」が好きだ。
子どもの頃から「物語」は
私に色々なものを与えてくれた。

ときに「物語」は
人の命を救う

この歌の語り手は、
それを知っている。
「物語」の力を信じている。
だから彼女に「物語」を与えた。
大好きな彼女を託すものとして
「物語」を選んだのだ。

たとえ一人になっても
「物語」がそばにあれば生きていける。
その考えを私は支持する。