今日もバイオリンレッスンでした。

 

出発前に家で音を出したのですが、乾燥していたのか

音がカラっとしていて良く聞こえました。

 

さて、レッスンでは重音に苦戦しています。

手持ちの弓では「柔らかめ」である「手頃な弓」を使って

いるのですが、今回もかなりの苦戦でして。

 

先生が私の楽器と弓とでまた試奏されて・・・

 

「E線がゴールドですねぇ」

「E線のアジャスターの形も影響あるかなぁ」

 

とお話をしてくださいました。

 

私が今使っているE線は金色してるんですが。

このタイプの線は張りが強いので、共鳴しづらいようです。

 

以前使ったことのあるE線を話してみたところ、

「太いのも共鳴しない」とのこと。

 

また、アジャスターについても、金属の部分が少ない

単純なネジっぽい構造の「ヒル」タイプの方がおすすめ、

とのことでした。

 

4本の弦と楽器との接点、その響くしくみなどをいろいろ

お話してくださって、なるほど、と思うことばかりで。

とても興味深くて、面白いお話でした。

 

そんなに細かいところまで、影響しあっているんだなぁ、

と思って、複雑な部分に驚きました。

先生、いろいろご存知で、すごい。

 

重音に苦戦してしまうのは、私の腕(スキル)の問題も

非常に大きい(というか、割合としては95%くらい?)と

思うのですが、弦の種類とかアジャスターのタイプで

変化する部分もあるかもしれないわけですね!

 

重音のためだけではなく、楽器全体の響きにも影響する

ようなので(私自身はあまり音の細かい違いに気づける

レベルではないのですが・・・)、弦とアジャスターを

早速、替えてみようと思います。

コストもそれほどかからないようですので(ここは重要)。

 

今回は楽器の響きについてのお話をたくさん聞くことが

できて、これまたとてもためになるレッスンでした。

スキルの向上だけを目指すレッスンではないのが

とても嬉しいなぁ、と思いながらの帰宅でした。

 

素晴らしい先生に教わることができていて、幸運です。

 

今日のレッスンでも新しい発見というか、お話を

聞くことができました。

 

「手の形」です。

 

私は体も硬いのですが、当然手首やら指の関節やらも

硬いのですね。

バイオリンを演奏するためには、その辺が結構ネックに

なってしまうようで、とにかく動かして柔軟性を出すしか

ないみたいです。これはかなり前からお話を聞いては

いたのですが・・・。

 

今回もレッスン時に先生が私の手をじっくり御覧になって、

「手の形」についてお話をしてくださいました。

 

たくさんの生徒さんを見てらっしゃるわけですから、

いろいろな「手」を見てらっしゃるわけですね。

で、私の「手」は

・手のひら部分が長い

・手の幅自体が狭い

という特徴があるそうです。

 

なので、左手の構えとして理想的なフォームはあるけれど、

そっくり同じようにはできないケースもある、と。

個人個人、手の形は違うので、全員が理想的なフォーム

で構えることができるわけではないそうです。

その手の特徴を考えて、その手にとってのベストなフォーム

で構える、ということのようです。

 

手の形だけでなくて、硬い・柔らかいという体質的な部分

もあるので、一人ひとりにあったフォームを探すということ

のようで。

 

私は硬い体質なので、とにかくほぐす、動かすことで

柔軟性をつけていかねばならないのです・・・・。

バイオリンにとって有利な手の形では、なさそう。

 

でも、とても柔らかい体質の場合にも困る点はあるそうで。

形の維持、というのが難しくなるんだそうです。

 

一長一短、といったようなお話でした。

 

できることをするしかないですよね。

トレーニングあるのみ、ということですね。

今更手の形は変えられませんし、体質もしかり、で。

 

また新しい知識を得ることができました。

お勉強になります。

秋に入ってから、バイオリンでは重音の練習も

始まりました。

これ、難しいですね・・・・。

 

先生作成の練習課題の楽譜があって、

指定箇所に挑戦しているのですが、なかなか・・・。

 

レッスンの時、私があまりにも難儀しているので

先生がちょっと弓を見てみましょう、と・・・。

以前は松脂によってもいろいろ違いがある、という

お話があったのですが、今回は弓も見てみよう、

ということで。

 

使っているのは、2本目の弓で、自分では奮発

して買った「高級な弓」。

こちらで重音に苦戦していたのですけども。

 

先生がその「高級な弓」と私の楽器で重音を試され、

「あ、ちょっと強いのかな・・・」とおっしゃいました。

 

そこから弓のお話をしてくださいまして。

先生の感覚で、「強い(硬い)」弓と「柔らかい」弓が

あるのだそうです。

私の「高級な弓」は「強い(硬い)」弓のようです。

強いタイプだと、重音が出しにくいみたいです。

感覚であってうまく言葉では表現できないけれども、

強い弓、柔らかい弓というのは実際に弾いてみると

あって、音にも変化があるんだとか。

先生もはるか前に「強い」弓で演奏されていたそうです。

その時は音もやはり硬いというかシャープな感じだと

言われたそうですが、自分の音はそういうものなのかも、

と思っておられたそうで。

 

ところが、たまたま楽器店で試奏してみた弓が「柔らかい」

弓で、まったく音が違って聞こえたそうです。

弾いている時にも「!」と感じるものがあったようで。

弓で音がこんなにも違うのか、と実感されたそうです。

 

その弓にはご縁がなかったものの、別の機会にまた違う

「柔らかい」弓に出会い、今はそちらをお使いみたいです。

 

で、私は楽器と一緒に購入した弓を持っていて、まぁ

「手頃な弓」なんですが、こちらの「手頃な弓」を先生が

試されたところ、こちらは「柔らかい」弓みたいです。

あ、「高級な弓」に比べると、ということですけれども。

 

なので、当面は重音の練習もあるので、この

「手頃な弓」を使っていくことになりました。

 

重音に弓のタイプが影響するなんて、思ってもいません

でしたし、「強い」「柔らかい」というタイプがあることすら

初耳で、とても面白いお話でした。

奥深い世界なんだな~、と。

 

私自身は自分の弓の違い、分かってません・・・。

「高級な弓」に慣れてしまったので、「手頃な弓」を

持つと、なんか違和感があって、持ちにくいなぁ、と

感じますが・・・重音、頑張りましょう。