40代男性

既婚

子供二人(小学生)

妻専業主婦

職場の環境や仕事が精神的につらく、40代前半(2026年夏)でFIREを目指しています。子供が小さい今こそ時間を大切にしたい!

 

こんにちは爆笑

 

今週も、「ホルムズ海峡を逆に米国が封鎖してやる」、なんて想像もつかないような地政学的リスクが頻発して、振り回されてお疲れではないでしょうか?

 

そんな不安定な原油相場ですが、大局的に見た現在地とこの先の見通しを考えてみたいと思います。

 

【現在の原油価格】

おおむね100ドルを挟んで様々なニュースに翻弄されて上下に揺られている状態です。

 

イランが取りうる最大の影響はホルムズ海峡を完全に封鎖することです。

でも、これはすでに実施されており、これがいつまで続くのか?という期間だけの問題となっています。

 

【展望】

この、いつまで続くのかは最大の関心事ではありますが、最大限長引いたことが既に市場には織り込まれていると思っています。

 

で、この状況が続いても、この先はジリジリと、そして突然原油価格は下落することになると思っています。

 

理由は大きく2つ

1. 需要の減少

ここには2つの内訳があります。

まず1つ目は、単純な価格の上昇による需要の減退です。すでに一部の国では、需要の減退が進んでいますが、115ドルを超えてくるとさらに減退が加速して、価格を抑えることになると言われています。

 

もう一つは、脱炭素や地政学リスク回避のための脱石油です。これは少し長期的なものですが、先進国を中心に年々少しずつ原油の需要は低下傾向です。価格の上昇が、この動きを加速させます。

 

 

2. 供給の増加

そもそも、米国がイランを攻撃して原油価格をつり上げたのは供給の増加を抑えたかったからだと思っています。これがなければ、原油価格は低迷して米国のシェール産業は壊滅し、製造業も他国に太刀打ちできない状況が継続していたでしょう。

 

供給増加は、ブラジル、ガイアナ、カナダ、アメリカ、カザフスタン、ノルウェーといったところが新たな大規模な油田を開発しており、2026-2027は新規供給ラッシュを控えています。概ねここ数年継続的に日量200万バレル程度の増産が予定されているのです。ここに1の需要減少がかさなると、コスト競争力の弱い米シェールや中東の原油はたちまち窮地に陥ることになります。

 

このような状況が見えているので、この情勢の中でもサウジアラビアやUAEは、必死に供給を続けています。一度顧客を失えば、需要は戻ってこないことを彼らが一番よく知っています。

 

【まとめ】

結局日本やアジア諸国がホルムズ海峡経由で中東の原油に依存している理由は「安いから」でしかありません。リスクが高くなってコストが上がれば他から調達するだけです。

この先、年後半から来年にかけて、原油価格はかなりの下落に見舞われることになるとお思います。お気をつけください。

 

 

【代替調達のシミュレーション】

最後に、ホルムズ海峡封鎖の影響による原油不足が補われるメカニズムをシミュレーションしてみました。

 

ホルムズ海峡封鎖によって失われる供給は日量1200万バレルです。

一方、迂回供給や更に迂回路の拡張、上記の供給増加をまとめると下記の通り。

 

サウジ東横断パイプライン(ヤンブー)500万バレル

ヤンブーターミナル拡張 200万バレル

アブダビ原油パイプライン(フジャイラ) 150万バレル

UAEパイプライン拡張 150万バレル

非OPEC諸国(米・ブラジル等)の増産 200万バレル

合計 1200万バレル

 

となっています。

特に増産などは、工期が予定通り進むとは限らないので確実とは言えませんが、理論上は穴を埋めることは可能な見込みです。

 

 

この上に、ホルムズ海峡の解放が重なれば、、、、、当然供給過多となり急落していくことになると思っています。