私は、双極性Ⅱ型障害に成って19年に成ります。当初の数年はとほとんど軽い躁状態(怒りっぽい)でした。しかし、ひどい鬱状態らしい状態にはほとんど成りませんでした。

10年目位から、2年置きぐらいで劇鬱に成ることが現れて来ました。しかも、劇鬱は冬場(晩秋から早春)にしか起こりませんでした。逆に夏場に、軽躁状態に成りがちでした。

今から思うと、夏場に軽躁に成った年の冬場に劇鬱に成っていました。劇鬱に成る直前には、自分でも落ちる!と言う感触が有りました。それが来ると、真っ逆さまに劇鬱に1ヶ月ほどで落ちます。劇鬱に成るとどうしょうもなく成り、ただただ、布団に潜り込んで、死にたく成ります。そして、劇鬱の中でも、しばらくすると、底に来たと言う感触を感じます。後は緩やかに、2、3ヶ月かけて上って行きます。そして春を迎えます。

私の躁鬱は季節性と言うか、日照時間と関係している様です。冬場に日照時間の長いハワイやオーストラリア等へ行くと、現地では軽躁に成ります。私の体が、夏のような気分に成るからも知れません。
帰国すると陽の短さに愕然とし、劇鬱に落ちます。

これまで、精神科を4回変わっています。最初の10年間は、田舎ですが総合病院で、精神科病棟の有る病院でした。そこの主治医と相性が良かったのか、少し躁気味の方が多かったですが、薬を巧く処方してくれていたのだと思っています。

10年過ぎてから、転勤と共に都会の国立医大付属病院 の精神科に転院しました。ここへ7年間通いましたが、主治医は7人も変わっています。これは私が希望したのでは無く、国立医大付属病院の方で先生が次々と変わった結果です。国立医大は医者の養成大学ですから、有る程度の経験を踏むと勤務医として止めて行く結果だと思います。この頃、私の体調が最も崩れた時期です。先生が変わる度に、薬の処方が大幅に変わることが多かったです。あるいは、先生が双極性Ⅱ型障害に余り精通していなかったからかも知れません。

私は実験台的に扱われている様な気持ちになり、街の心療内科に転院しました。街の心療内科も2度変わっています。2年前に変わった心療内科の主治医は、薬の処方を大幅に変えることはしません。慎重に状態を観察しながら徐々に変えます。

その後、2年間は劇鬱に成ることも無く、また躁鬱のレベルも比較的小さい範囲に収まって居ます。

その主治医の指示は、躁に成るようなことは出来るだけ、自己コントロールで抑える努力をしなさい。そうすれば、後に来る鬱も小さく成ると言うことです。主治医の診察の主眼は繰を抑えることにある様です。

山高ければ、谷深しと言うことです。

現在、私が飲んでる1日当たりの薬は以下です。

気分安定剤
 ランドセン     4mg
セロクエル    2.5mg
デパケン     800mg

抗鬱剤
 ルボックス    50mg

睡眠薬
 アモバン     7.5mg
グッドミン   0.25mg
ロヒピノール   2mg
ヒルナミン    5mg

ちょっと睡眠剤の種類が多いですね。これで夜7時間眠れます。たまに昼寝をしますが、昼間に眠気が強く成ることはほとんど有りません。

また、主治医が調整するのは、抗鬱剤のルボックスと気分安定剤のセロクエルだけです。