<岸田首相と面会、エヌビディアCEO>
~さらに日本へ研究拠点の開設と新製品開発~
エヌビディアが日本への傾斜を高めている。
12月4日、米半導体大手エフのCEOジェンスン・ファン氏が首相官邸において、きたと面会した。
この面会にて、きたは日本に対してより多くのGPUを供給するようエヌビディア側へ要請したことも報道されている。
その翌日にあたる12月5日には、経済産業省にて西村康稔経産相とファンCEOが会談を行った。
この会談では、エヌビディアが新たに日本へAI関連の研究開発拠点設置を検討している考えを伝えたそうだ。
西村経産相は、研究拠点の候補に産業技術総合研究所(経産省所管)を挙げており、ファンCEOは前向きな回答を示したそうだ。
特に、日本勢については、ソフトバンクやさくらインターネット向けにGPUの安定供給を行っていく見通しが立てられている。
さらに、その翌日の12月6日には、エヌビディアCEOファン氏が米政府による対中輸出規制(対象が先端半導体)に適合する新製品開発を継続していく意向を述べた。
そして、シンガポールと大規模投資の可能性について協議していることも同時に発表した。
このように、数日間に渡ってエフの話題が耐えない週となった訳だ。
特に、個人的には今後の研究機関の設置については要注目しており、中国との距離が近い日本でわざわざ開設する意義はどこにあるのか?詳細な続報を待ちたいところだ。