ここでは私がテニミュ(ミュージカルテニスの王子様)を好きになった経緯をお話ししたいと思います。
はじめに、私はテニプリ歴は丸11年です。(2016年春時点)
簡単にお話ししますと、テニプリの漫画はその前から読んでいたのですが、テニプリが載っているからという理由で雑誌を買った時期から数え始めました。
まぁ、そんなことはここでは置いておいて(笑)
対して、テニミュ歴は約1年です。(2016年春時点)
詳しくいうと1年にも満たしません。
これも、テニミュを初めて観たのは約2年前なのですが、どっぷりとハマッたのが2015年の5月のことだったので。
さて。
ここで、テニプリ歴とテニミュ歴に明らかな差があることがおわかりいただけると思います。
テニミュにハマるまで10年も経過していました。
なぜそうなったのか、お話ししたいと思います。
まず私はテニミュに対して偏見がありました。
役者さんは本当にテニプリのことを思ってくれているのかな?
テニプリを踏み台にして自分が売れたいだけじゃないの?
すぐに配役が変わるし、気持ちがついていかないかも。
そもそも、ファンのマナーが悪いって聞くし、不安。
お金もないし、東京は遠いし……。
今思うと失礼なことを思っていたなぁ、と反省です。
偏見を持ち始めたのは高校生の時です。
テニミュの存在を知ったのも高校に入った頃だった気がします。
そもそも遠いので行けない、という気持ちから情報を頭に入れていなかったのです。
中学生の頃に実写映画を観て、あれは原作を半分無視したほぼオリジナルストーリーでとてもがっかりしたので、それもあってテニミュを観ようとは少しも思いませんでした。
高校生になってテニミュを知っても、実写映画と世の中の噂から偏見を生み、観たいとは思わず過ごしていました。
高校生といっても進学校でアルバイトは基本禁止でお金もなく、東京がまだ遠いと感じる距離(電車で1時間半近く)だったのでミュージカルを観るなどとてもできませんでしたし、そんな気さえしませんでした。
高校の友達にテニミュのCDを借りたり(完全なファンではない子が持っていて貸してくれました)、テニミュの映像をケータイで見せてくれたり(違法な動画でしたけど、当時詳しくなく……映像をネットに流すことは違法ですよ)しましたが、ときめくことはありませんでした。
へぇ、学校の歌があるのはすごいなぁ。
くらいのことしか思いませんでした。
アニメ側に夢中だったのも一因かもしれないですね。
こうして、テニミュには一切関わらず月日が過ぎていきました。
そうしているうちにテニミュ1stから2ndに変わっていたのです。
2ndになった頃は私は大学生になっていたかと思います。
2ndになった当初は相変わらず興味はなく、アニメや原作重視でテニプリのイベントなどに行っていました。
大学生になった頃には東京を遠く感じなくなっていましたし、お金にも少しは余裕を持てるようになっていました。
それと、2ndになり、トーナメントが進んでもキャストがちょくちょく変わらないという状態だということも知りました。
これで私の持っていた偏見が2つ減りました。
けれど踏み出すこともせず、過ごしていました。
理由は、踏み出したらハマッてしまうかもしれない、という気持ちがあったからです。
いやいや、ハマればいいんじゃない? と思うことと思いますが、そこまでのお金の余裕はありませんでした。
アニメ側のイベントも当時活発化していましたし、グッズも集めていましたし。
『テニプリフェスタ2011』でミュキャス青学がコメントを寄せていたときも、
あ、テニミュだ! へぇ、わちゃわちゃしてるなー楽しそうだなー
と若干他人事でした(笑)
だんだんとテニミュへの関心が増してきましたね。
転機となったのは、大学で知り合った友達がテニミュを観に行く、と聞いたことだと思います。
友達は四天宝寺が好きで、テニミュではもうすぐ四天公演。
私は立海の幸村さんが好きだったので、だったら全国立海を観てみようかな、と思ったのです。
関東立海からキャストも変わらないし、と。
その勉強のために、四天公演を観に行くことにしたのです。
それが
2014年2月
のことです。
テニプリにハマってから9年後。長いですね。
その時の感想としては、
すごい! 動いてる! 試合をしていない人もベンチで何かしてる!
というかなりの好印象。
びっくりしました。
お芝居と歌が違和感なく繋がっているし、気迫が伝わってくるし。
けれど、3人で観に行ったのですが友達が2人で盛り上がって話していたのに、一緒にあそこが~って話せなかったんです。
盛り上がる2人ほど感動を覚えていたわけでもなく、どうしても話したい! とは思わなかったのでほぼ聞き手に徹していたような気がします。
そうして四天公演は1回だけ観て、夏に立海を観に行きました。
最後の戦いということで、テニミュの集大成。
キャストもファンも熱気がすごい。
そんな中、新参者の私は肩身を狭くして観劇していました。
立海は3回くらい観に行った気がします。
そしてどうせならとドリライも観に行ったのです。
もうテニミュにハマッたと言っていいのでは、とお感じの方もいるかと思います。
しかし、まだ私のテニミュ歴は刻まれていません。
なぜなら、私はここまでの、テニミュ2ndをキャラクターたちしか見ていなかったからです。
幸村さんが試合してる!
表情が素敵!
手に汗握る試合!
幸村さんは負けて、すっごく悔しいんだなぁ。伝わってくる。
と感動しました。
これは別にいいのですが、私はキャストさんには全くと言っていいほど興味がなかったのです。
テニミュブログもキャストさんのことについては別に知らなくていいし、読むのは面倒だからいいや、と読んでいませんでした。
DVDを買っても、バクステは1回しか観ていません。
これでは完全にテニミュにハマッているとは言えないと思っていました。
そもそも、2ndの最後の最後にちょこっとお邪魔させていただいただけなので、ついていくのがやっと、むしろついていけていたかすら怪しいです。
こうして2ndの幕が下り、3rdへと時代は移っていきました。
3rdが始まっても、積極的にチケットを取ろうとは思ってはいませんでした。
友達も私も社会人となっていて、
3rdどうする?
一応1回は行って、成長をみる?
という理由で、3rdの不動峰の東京凱旋を観に行きました。
それが私のテニミュ歴の始まりとなりました。
2015年5月
チケットが発売してから少しして取ったのに、席は割と良いところで、まだまだ始まりだからか、と冷静に考えていました。
そうして、不動峰公演を観劇しました。
正直、あまり期待はしていませんでした。
事前に見ていたキャラクター写真も、イメージとちょっと違うかなーと思っていました。
しかし、写真と実際の人物は全く違いました。
まず、音楽と歌声、ダンスに驚きました。
身体に響く重低音のBGM、息の合った歌声、キレキレのダンス……。
リョーマくんが原作初期のリョーマくんみたいなビジュアル。
大石くん、英二くんのゴールデンペアの息の合った歌とダンス。
英二くんのアクロバティック。
海堂くんのユラユラと蛇のような試合フォーム。
そして、不二くんの舞うようなダンス。
完全に魅了されました。
休憩中も友達と「やばい!」と言い合っていました。
以下、当時メモしていたことを一部だけ。
出だしから痺れる。鳥肌。
マムシの曲のとき、青学ベンチ、特に不二くんかわいい!
英二くんのベンチ、足をバタバタさせて落ち着きがない(それがいい!)
海堂くんにハイタッチを無視された英二くん。でもベンチでもう一度したら控えめにハイタッチ。よかったね、英二くん。
神里くんの舞!
終わった後も、私が2ndを観たときにはなかったお見送りがあり、キャストさんを間近で見て、綺麗な顔立ちにドキッとしました。
お見送りには元々原作やアニメでも好きだった不二くんがいて、当時のメモには
神里くんに悲鳴!
とありました(笑)
そうです。
「不二くん」ではなく、「神里くん」なのです。
2ndではキャラクターにしか目がいかず、キャストさんまで興味を持てなかった私。
そんな私が、キャストさんの名前をあげました。
そして座席当選にも当たっていたのです。
写真を引き換えると、なんと不二くんでした。
これは不二くんを今後も応援しなさい、という神様からのお告げ……。
こんなに素晴らしいテニミュをもっと観たい!!
もうここで、テニミュの虜となっていました。
次に行われるチームライブに行く決断もすでにしていました。
こうして私はテニミュ歴を刻んでいくこととなったのです。
いったい何が決め手だったのか。
3rdの素晴らしさももちろんありますが、きっとタイミングが一番大きいです。
私が初めてテニミュを観た時には、青学7代目は1年ほど経った頃で周りのファンも青学7代目キャストの為人を周知している頃でした。
その1年の歴史を知りたいとは、私は思いませんでした。
1年は長く、その間にキャストさんはかなり成長していると思います。
それを追えるほどのお金も時間も興味もありませんでした。
しかし、3rdは違います。
不動峰の東京凱旋公演を観に行ったので、青学8代目キャストも不動峰キャストもあって半年ほど、しかもずっと同じ公演を演じてきただけです。
歴史を知るのに新たにDVDを買う必要もなく、もちろんDVDを観る時間も要りません。そして、3rdキャストを知りたいという興味もあります。
公式ブログを読み返したり、キャストさんのTwitterやブログを見てみたり。
歴史を知るのは簡単でしたし、まだまだ成長途中の彼らを見られることが嬉しかったんです。
というように理由づけてきましたが、この一言で全てを語れます。
3rdテニミュの全てが最高で大好き!
ということです。
素晴らしいから惹かれた、それだけの話です。
長々とお付き合い頂きありがとうございます。
テニプリ中心に生活していた私が、テニミュ中心の生活をしております。
遠征も悩むことなくしています。
昨年の今頃には考えられなかったことです。
テニミュに出会えて、最高に幸せです。
出会わせてくれてありがとう。
そんな人がこれからも増え続ける、素晴らしいカンパニーだと思います。