10数年前から写真という趣味ができ、六年前から作品展を開くことを応援して下さる方が徐々に増えて、意欲が前よりも出てきた。ただ、開場をかすオーナーなどが「車椅子」とか「障害者」をサブタイトルにつけたがる。私としては、ただ作品を観てほしいだけだし、「障害」という色眼鏡をとおして「頑張ってるねぇ」「すごいですねぇ」観てほしくはない。作品自体の評価をされることが、我が国では少ない。

 アールブリュットなどと最近もてはやされてはいるが、本当の意味をどこで履き違えているように思う。美術的な教育などを受けていない人たちの作品を指し、その中に障害を持った人が含まれているだけなのに、我が市(武蔵野市)が主催する作品展も障害者限定になっている。昔、近所のおばちゃんが煙草の包みで傘を作ったり、包装紙などを使って綺麗なくす玉を作って持ってきてくれたりしていた。あれも立派な芸術作品だと思う。

 みなさんはどのように感じますか? 芸術って、何にも縛られず自己主張できる場だと私は思っています。