神奈川は大雪注意報が出ています。
雪がもの凄く降っています。
そんな雪を見ていると昔の事を思い出しました。
それは中学生の頃のバレンタインのお話。
俺は自分で言うのも何ですが、小さくて母性本能をくすぐる
タイプだったらしいです。
但し、いくら母性本能をくすぐろうが刺激しようが恋愛対象にはなりません。
バレンタインの朝、女の子たちはチョコを持って俺のところに来ます。
「Tちゃんこれ○○君受け取ってくれるかな・・・」
そう、俺はちゃん付けなのである。
○○君というのは陸上部のエース。
「大丈夫だよ、きっと受け取ってくれるよ」
まあ、そう言うしかないわな。
さらに別の子が
「□□くん受け取ってくれるかな」
□□君は勉強が出来る生徒会の役員。
「大丈夫、受け取ってくれるよ」
これも、そう言うしかないわな。
「そうだ、もし受け取ってくれなかったら、これTちゃんにあげるよ」
「そうだね私もそうしよう」
ちょっと待て!
他の人への想いの詰まったチョコは貰えないぞ。
「渡す前からそんな事考えちゃ駄目じゃない?」
そう言って送り出したのですが・・・
暫くして戻って来たのですが、明らかに気落ちしてる。
「駄目だった・・・これあげる」
「私もあげる」
さあ困った。
「ちょっと待ってて」
俺はダッシュで○○に会いに行く。そして交渉。
さらに□□の所にも行って交渉。
交渉って言うか説得。
女の子の所に戻って今度はこっちを激励。
「もう一回行って来なよ、絶対受け取ってくれるから」
「そうかな・・」
「そうだって」
渋々行く女の子たち。
ややして満面の笑みで戻って来た女の子たち。
「受け取ってくれたよ」
「私も」
「よかったね」
俺も笑顔で答えた。
ちっともよくなかった。
結局俺はもらえなかったのである。
切ないな・・・

