世界は、残酷だが正しい。

その歯車は、狂い始める時を教えてはくれない。

しかし、狂い始める理由は己の中にのみ在る。


求めれば求めるだけ離れてゆく。

人も、自分の還るべき場面も。


永遠に手を繋ぎ続けることはできないのか。

永い間、術を求め続けるも答えは見付からず。


掌から、指の隙間から零れ落ちる様は、まるで砂のよう。


孤独を抱き枕に、幾ら足掻いても

抑えられない衝動に、幾ら心を掻き毟っても

何ひとつこの手には残らない。


信じることさえ、

生きていることさえ滑稽に感じる。


生きること、降りてしまおうか。

僕の居場所はどこにも見付からない。