勇気と知恵 | 連続アメブロ演義 まとひ

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剣龍之介のいま、つたえたい話

先生がおっしゃった。

「危険があるのにそれを無視するのは、勇気というよりも、むしろ愚かです。自分がよくわかっていないのに大丈夫だと言い切ることは、人をだますことになります。自分が自分でその責めを負うならいざしらず、責任の負えないものを『大丈夫だから、安心しなさい』と言うなら、それは他人を巻き込んだという罪を犯したことになります。

後から取り返しのつかないことならば、念のため避ける、これしかありません。人間には自由意志があります。何をするか、どんな選択をするかはあなた自身が決めて良いのです。あなたの良心と知性と理性によって、どのような行動をするか、選び取っていってほしいものです」