約15年使用したMCカートリッジXSD-15(SFL:ラインコンタクト)針の交換が完了し、到着しました。
2本所有している為、針交換完了までは新品のXSD-15を使用していました。
本日、交換しアジマス調整をおこないました。ユニバーサルコネクターの為、回旋にあそびがあり盤面への正確な垂直性を微調整しなければなりません。
その際に、活躍するのがTC-K777ESⅡのレベルメーター。
反応が早く、視認性は良好。レベルメーターの性能は最高クラス。
この時、まだ向かって左側へ僅かに回旋しており、左右のレベル差を認めます。
調整には苦労することがあります。数回でセンターに決まることもあれば、1時間くらいかかることもあります。
本日は30分ほどかけて調整。
EMTのXSD-15,既に生産終了となりました。現在では中堅クラスのMCカートリッジでしょうか。
しっかり忠実に鳴らす色付けのない太めの音、スタジオユースに求められる性能だと思います。
ダイアモンドの無垢のスタイラスですが、レコードの超音波洗浄機を導入してから針の寿命は飛躍的に延びた印象です。
ダイアモンドのスタイラスの摩耗について
①蒸散説
②摩耗説
がその昔、討論になった時代がありました。
自分の印象としては①80% ②20%だと感じています。レコード溝の微小な粉塵などの存在で摩耗は進行しますが、奇麗な溝では
ダイアモンドの蒸散がスタイラス摩耗の主たる原因なのだと思います。
週末オーディオとはいえ、10年以上も耐久性があったのですから。