「僕はその事を絶対に許さないぞ、宇宙妖怪! お前を倒し、天魔大王復活も阻止してみせる!」
「みんな! 行くぞ! ここで決着を着ける!」
「おお!」
戦いはついに終局を迎えようとしていた。
「キエエエエエエエエエエーッ!!」
メメーンの眼力衝撃波・最大出力。
「散開ッ!!」
「おぉっと!」
「後が無い、って感じだな、化け物! そのマヌケ面とも今日でおさらばだぜ!」
横に飛んで衝撃波をやり過ごした杏子。着地と同時に反動をつけ、メメーンに肉迫する。
「はっ! たぁっ!!」
「ぬっ! がっ!」
杏子の槍とメメーンの爪の打ち合い。ハカイダーに左手の爪を破壊されたため、手数で劣る。
「あらよっ!」
槍をメメーンの目前で打ち立て、棒高跳びの要領で飛び越え、背後に回る。
「ぐおっ!?」
「ティロ・ドッピエッタッ!!」
すかさず、巴マミのマスケット銃がメメーンの両足を撃ち抜く。
「ぐぎゃあああああああああっ!?」
その場に跪いてしまったメメーン。
「いいタイミングだぜ、マミ!」
「さあ、決めてやんな!」
けたたましく鳴る下駄の音に、杏子は八重歯を光らせ笑った。ゲゲゲの鬼太郎だ。
「はッ!!」
高く飛び上がる。その手には強力な霊気を蓄積させたオカリナ剣。
「う、うおおおおおおおおおおおッ!?」
「これで終わりだ! 宇宙妖怪!! だああああああああああああああッ!!」