スーパーヒーロー作戦 クロスジェネレーション DC 第140話「怪物と電気人間」 | tの丸顔ブログ

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世界の破壊者、tケイド ブログの世界で、その瞳は何を視るー。

一進一退の攻防であった。 下の階にいた龍騎らも遅れてやって来る。

「でやっ! はっ! せぃあっ!!」

手が出ない。
ジョーカーが繰り出す攻撃は全て弾かれ、カウンターが倍返しで返って来る。

「終わりだあッ!!」

意識が朦朧とするジョーカーに腹に突き刺さるようなエターナルの鋭い蹴り。

「がはァッ!!」

ジョーカーは吹き飛び、龍騎達の足元に転がり込んで来た。

「翔太郎君!」
「おい後輩! しっかりしろ、立て! この街の『切り札』なんだろ、お前は!!」

茂からの激が飛ぶ。
そんな彼も全ての力を使い果たし、ゴウキに肩を貸してもらわなければ
自力で歩けない程に消耗していた。

「ぐ…く…!」
「フン。T2ガイアメモリを使ったとて、俺との差は埋まらない」

「野郎ォ…! 後輩に代わって、この城茂様が相手してやる! 来いよオラァ!」

茂が身を乗り出して、エターナルに向かって行こうとする。

「茂さん、駄目だ! その体じゃ戦えませんよ!」
「仮面ライダーストロンガーか…俺もお前もフィリップも皆同じ化け物だ。
何故、人間などに肩入れしようとする?」

「化け物ォ? てめえと一緒にすんじゃねえ、俺ァな!
体こそ電気人間だが、悪魔に魂売った覚えはねえ!」

(…!)

茂のその言葉が、フィリップの胸に響いた。