照井は翔太郎達とは少し離れた場所で、トリガー・ドーパントと戦っていた。
「くっ…!」
物陰に隠れ、トリガーの容赦無い弾幕をやり過ごす照井だったが、それもいつまで保つか。
【ATTACK RIDE BLAST】
「!?」
トリガーの頭上に弾雨が降り注ぐ。
「苦戦しているようだね、刑事さん」
仮面ライダーディエンド・海東大樹だ。
「君はWと違って未だアクセルに変身出来ない。その状態でドーパントと戦うのは少々荷が重い」
「…言ってくれる。左、ここは『俺達』でやる。風都タワーへ行け!」
「照井…頼んだぜ、死ぬなよ!!」
「…」
「待たせたね、トリガードーパント。早撃ち勝負と行こう」
「行かせない、W!!」
ヒートドーパントが翔太郎に追いすがるが、翔太郎はその攻撃を避わし問いかけた。
「お前…さっきのイマジンってのに何を願ったんだ」
「うるさい! お前には関係ない!」
「…かもな。けど、迷いながら戦ってるお前にトドメを刺すつもりはねえ。
お前との決着は相棒を助けた後だ!」