そんなトモダチがいます。



私が追い詰められて
壊れそうなとき


さりげなくをくれます。


学校では笑ってたから
ばれないと思ってたけど


トモダチにはわかったんだ。



ありがとう。



初めてこんなに
トモダチの大切さを知った。


他人は他人。
同情のカタマリ。
私のことは、
私だけが..。


そう思ってた自分に


腹が立った。




自分で自分を
追い詰めてた。


大したことない
ただの少しの辛さで


みんなを否定してた。




なのにみんなは
そんな私を受け入れてくれた。



ありがとう。


ずっとトモダチでいて。




誰よりも
我慢できるはずだった。


人生の恐さを知っているから。



誰よりも
冷静に対応できるはずだった。


自分の恐さを知っているから。






頑張ったよ。


何もかも。




勉強、人間関係、料理、洗濯、アイロン駆け…


周りの高校生には
できないことも


私は平気でする。


自分なりにいい未来を想像して


何でも家事、勉強、頑張った。




例え不運な境遇の自分でも


必死でそれを隠した。



笑った。
笑った笑った笑った。
笑った。泣きながら。








毎日毎日を一生懸命生きた。


それなのに
どうしていい未来が
やってこないの?



こんなに頑張ってるのに


どうしてますます
孤独になるの?



友達は増えた。
先生も先輩も可愛がってくれる。



それで私の目標は達成された。


好かれる、愛される。


それで幸せになるはずだった。







それなのに



それなのに。






どうしてまだ
涙は渇かないの。





どうしてまだ
心の傷は深まるの。







何が足りないの。


何が足りない?





彼女おるんも知ってるし


うちなんかに興味ないんも
わかるで。


けど それでも
野球くんのことすき。


無理でも一番好き。


「彼女とうまくいくように
うちは引いとくわ」


なんか嘘に決まってるやん。


最後くらい
格好つけようとしてみただけ。

実際は後悔ばっか。


もう二度とメールしない。






でもこれからも
ずっと好き。