NHK Eテレ『Rの法則』や『社会のトビラ』を担当する、NHK制作局 第一制作センター 青少年?教育番組部チーフ?プロデューサーの桑山裕明氏。全国の学校、授業を取材する中で「こんな先生に教えてほしい」と思う先生にめぐり合うことがあるという。その経験の中から今回は、「心のこもった言葉とその使い方」をテーマにした授業を行う、Ua先生を紹介してくれた。
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小学6年生を対象にした「心のこもった言葉とその使い方」についての授業は、「《お早うございます》は、どういう意味でしょう?」という問いかけから始まりました。
はじめに出た意見は、「朝一番初めに会って、今日よろしくお願いします」 モンスター ヘッドホン
-ステファンカリー バッシュ
すると、先生は、「じゃあ、今日よろしくお願いしますと言えば良いじゃない?」。子どもは「……」です。
そこで、すかさず先生は、「こうじゃないか?と見当をつけたのは、素晴らしい。でも、間違いと思ったら、そこからが大事! 『もういいや』ではなく、もう一度考えるか、わかる人に聞くんだよ」とアドバイスしました。
「できない」「もういいや」は、《できない》スパイラルの入口です。そこに迷い込まず、抜け出せるように、先生は「できるようになるためのノウハウ」を繰り返し伝えます。
Ua先生の授業の特長は、「何が大事か、そして、どうすれば良いか」を明確に伝えることです。たとえば、先生がよく言うのは、「わかるか、わからないか」をはっきり意識させることです。この「何がわからないか」を意識することは、学習の第一歩で、特に低学年から中学年にかけてしっかり身につけておくと、その後の学習の伸びが大きく変わります。ちなみに、わからないときにどうするか? Ua先生の決まりのアドバイスは、「わかる人に聞く」です。
またUa先生は、習っていない漢字や言葉をどんどん教えます。必要な時に、その言葉に触れることは、理解を促し、定着率も高くなるからです。だからこそ、初めての言葉に出会った時に、その背景を知ることは重要なのです。
《助言を良いタイミングで、粘り強く伝える》。これができる先生は、よい先生、間違いなしだと思います。