ゆらゆら、ゆらゆら
眩しいくらいの日差しを受けて
昔ながらの金魚鉢に
まだ見ぬ光を求めてた
赤いキミが、黒いキミが、
白いキミが、輝くキミが、
夏に向けて増えていくように
小さな希望、抱き締めて眠る
逃げ惑う自信、群れていく不安
その全てを救いあげるのは
何ものでもない自分自身で
果たして、気合いを入れて
腕捲りをした効果はあるのか?
ふわふわ、ふわふわ
風に委ねて悪戯に揺れる
水の中を彷徨う光は
透き通る円を色付けていた
碧いキミが、黄色いキミが、
緑のキミが、輝くキミが、
夏に向けて笑えるように
小さな期待、胸に秘めたまま
浮かんだ勇気、沈み行く思案
その全てを彩っていくのは
何ものでもない自分自身で
果たして、思い描いた通りに
飾り付けられるのだろうか?
ゆらゆら、ふわふわ
そのふたつが揃ったのなら
涼やかな夏の始まり、
水の調べが静かに癒やす
舞台は昔ながらの金魚鉢の中
金魚のキミとガラス玉のキミで
繰り広げられるストーリー
注がれた過去に生かされている
それは僕の現在(イマ)と未来
果たして、上昇する気温の中で
目の前にある幻想に溺れずに
この夏を乗り切れるのだろうか?