今日あなたは、
私を置いていった。
私を置いていった。
大学に入ってからというもの、あなたは私を忘れたことはなかったのに。
あなたは、携帯も持たない今時には古風すぎる人だから。
今、あなたは回りをキョロキョロしなが困っているでしょうね。
だけど
私は助けにいかない。
いや、助けにいけないと言う方が正確かもしれない。
自分で言うのも変な話だけど、
あなたには私が必要。
私が居ないときのあなたは
時間も忘れて、いつも遅れてしまうくらいマイペースで落ち着きがないから。
だからあなたは私を必要とし、ずっと一緒に時間を歩んできた。
そんな私を忘れたあなたには
まったく困ったもの。
それでも、私はあなたのもの
あなたの腕にギュッとできない今の私は、ただの意味のない寂しがり屋でしかない。
『早く帰ってきて』と、進む時間を数えながら。
そして、明日からは
私を忘れずに、あなたの腕にギュッとさせてね。
あなたの腕時計より
