3日目。朝起きてみると、前日のピーカン晴れとは打って変っての曇天模様。
普通の曇天ならまだしも、黒くていかにも「私は雨雲ですよー(・∀・)!!」と言ってるような雲が分厚くかかってる状態。
……これ絶対途中で雨降るぞ……(;´Д`)。
オーバーランド・トラックのHut間最長を誇るコース(約17キロ)を歩く日に、こんな天気にならなくても……っ!!といっても、タスマニア中央部の気まぐれかつ悪天候キャッホイ(・ω・)♪♪な天気が、突然ご機嫌直して晴れるはずもなく。
とりあえず上にレインウェアを着こんで約17キロの荷物を背負って出発。
3日目のコースは初日のMarion's Lookoutまでとは言わないけども、そこそこアップダウンがあるコース。
ついでに冷温帯雨林を突っ切るために、「さぁさどうぞ、思いっきりはまって泥まみれになってってくださいなー(・ω・)♪」と嬉々として立ちはだかる、ぬかるみ道。「ぬかるみを避けるために、どうぞ自分を踏んでね!!そしてつるりんっと滑ってこければイイよ(・∀・)!!」とばかりにぬかるみから顔をのぞかす、木の根っこトラップたちなどとの闘いも……っ!!
これに付け加え、予想通りの降雨、プラス最近の降雨量によって、トラック近くの湖が氾濫、道が思いっきり水没してますがな……。という部分もあったりで、終盤近くにはもうくったくたに。もちろん、道中カメラをパッシャパシャする余裕などなく……。
Frog Flatsからの勾配を登り切り、ひーひー歩いていたときに目をした「New Pelion Hut 15min」という看板が、本当に天使のように思える始末。
New Pelion Hutが見えたー(・∀・)!!と3人でキャッハーとなってると、まるで「ようこそー(・ω・)♪」とでもいうように、倒木の上にベネットワラビーさんが登場!!
なんかいいことありそうだー!と、胸をwktkさせながら、New Pelion Hutに到着したところ、その規模の大きさ、新しさにびっくりしました。
バンクベッドが4つぐらいある小部屋がなんと4部屋以上。ダイニングルームには、テーブルが5つぐらいあって、そのどれもが綺麗で広い。
実はこのNew Pelion Hut、オーバーランド・トラック利用者だけではなく、Mt. Ossaだけに登るために別のルート(Innes Track)から入ってくる人も利用可能。だから、他のHutよりも規模がデカかったりするんでしょーね(・ω・)。
で、このHutで何が一番嬉しかったかと言いますと。小部屋でわけられているために、夜間ずーっと飛行しているボーイング747から逃亡出来たこと……っ!!
……耳栓してても聞こえる凄まじいいびきは、ある意味伝説だと思います。
ちなみに、ボーイングと一緒の部屋になりかかったカップルが「ここ、空いてる?」と、自分たちが使ってた部屋に逃亡してきたのはここだけのお話。ついでに、そのカップルは、ボーイングの恐ろしさを知らなかった別のグループに、今までいた部屋を譲って来たらしく。翌朝、そのグループに「あんたたち知ってたでしょ!?」と責められたとかどうとか……(そのグループは、あまりの騒音に、部屋を脱出して、ダイニングで寝たらしい)。
皆さま。いびきにはくれぐれも気をつけましょう……っ!!


世界の隅っこ。
標識前にて、喜びの舞いを踊り出すMちゃんとNちゃん(・ω・)♪♪


世界の隅っこ。
出迎えてくれたワラビーさん(・∀・)!!

tazdev