タスマニアの初夏~夏にかけて、亜高山地帯(と言っても1200m程度)をてくてく歩いていたら、とげとげチクチクの葉っぱを持つ低木に、白や濃いピンクのキャンドル見たいな花を見つけることがある。
これが先日ご紹介した、Richea pandanifoliaことパンダニさんのご親戚、Richea scoparia(仲間内では通称リチア)だ。
ちなみに、花みたいなのは実は、花を覆うキャップみたいなもの。
厳しい環境を生き延びるために、花をキャップで覆い、守ってるのだ。
このキャップはワラビーさんやクロフエガラスさんによって、天気のいい時にむしり取られる(=食べられる)。それから虫が中で守られていた花を受粉させるという、2種類の生物を使った画期的な、サバイバル術を生み出しているとかどうとか(シェアハウスオーナーのRさん談)。
ちなみに、タスマニアで山歩きをしているときに、注意しなければならない植物のひとつ。
というのも、この子のトゲトゲチクチク度は半端なく、油断してなくても手や足に「ぷすっ♪」と容赦無用で刺さってくるのだ。

世界の隅っこ。


世界の隅っこ。


世界の隅っこ。

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