タスマニアの中央部は、沿岸部とは全く違った姿を見せてくれる。
氷河期の置き土産のクレイドルマウンテンやたくさんの湖。年中9度という肌寒い洞窟(寒過ぎてコウモリが住めない……!!)など。
タスマニア島は、地図上で見ると本当に小さな島に見えるが、そう見えるのは、上にオーストラリア大陸という巨大な大陸があるからなのだ。
本当は、北海道よりも一回りぐらい小さいくらいの意外と大きな島だったりする。
沿岸部と山岳部の違いを見せつけられると、確かに大きな島なのだということを実感することが出来るのだ。
ボタングラスの湿地帯をどこまでも道は続く。

1年のほとんどを霧に隠れて過ごす、クレイドルマウンテン。
二つの山頂を昔の人たちはゆりかごに例えた。
ほんの一瞬だけ、姿を見せた。
Dove Lake。
多種多様のユーカリや独特の植物に囲まれる、氷河期の忘れ物。