厚生労働省より、平成27年度の育児休業取得率が発表されました。

女性は、81.5%、男性は、2.65%であったとのことです。



男性で育児休業を取得されることは、

昨今の「イクメン」が支持される風潮の中でも、

なかなか難しいようですね。



(男性、女性を問わず)現実的には、

仕事を空けられないので育児休業が取れない、という方が、

大多数、いらっしゃると思います。



以前、民間企業に勤められていた男性の方で、

育児休業を取得されたという体験談を聞いたことがあります。

その方の場合は、自身の仕事内容を分析して、

自宅でできること、同僚に任せられることを切り離すことで、

月の3分の2ほど、会社に顔を出さなくても、

大きな支障が出ない、という段取りを実現したそうです。



その気になってやればできる、という良い事例ですね。


ちなみに、厚生労働省所轄の「両立支援等助成金」で、

平成28年度より、「出生時両立支援助成金」が新設されました。


その内容は、「過去3年に男性の育児休業取得者が出ていない会社」を対象に、

「男性社員が、子の出生後8週間以内に開始する、

連続5日以上(中小企業の場合)の育児休業」を行うと、

1人目の取得者が出た段階で、60万円の助成金が受けられる、というものです。

仕事と家庭の両立を応援する企業さんは、

ぜひ、ご検討くださいね。


大相撲の元横綱、千代の富士の九重親方が、

 

すい臓がんのため、亡くなりました。

 

61歳の若さでした。

 

好角家として、謹んでご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

九重親方は、がんが見つかった後も、

 

手術、治療重ねながら、

 

先の名古屋場所の最中まで、

 

親方としての仕事を続けていたそうです。

 

残念なことに、すい臓がんは早期発見が難しいとのことで、

 

強い力士を倒し続けた大横綱も、病には勝てなかったということです。

 

 

 

近年、様々な病気の治療法が発達しています。

 

また、「生涯現役」という言葉がある通り、

 

高齢の労働者が増えていることから、

 

病気と付き合いながら仕事をする方の数は、

 

増えていく傾向にあるそうです。

 

 

 

しかし、病気になる、治療をするということは、

 

仕事に穴を開けることを伴うため、

 

仕事と治療は、なかなか両立し難いものであると言われています。

 

 

 

それでも、優秀な人材が、病気を機に仕事を離れるということは、

 

高額な治療費や、日々の生活費を必要とする労働者にとっても、

 

従業員の働きによって経営を成り立たせている経営者にとっても、

 

死活問題となりかねません。

 

 

 

病気になることを防ぐ仕組み、

 

病気を早く見つける取り組み、

 

治療と仕事を両立できる環境。

 

 

 

今後、九重親方のような、意思のある人材、経営者が、

 

職業人としての生涯を全うできる、

 

そんな取り組みが、あらゆる企業に求められるのではないかと思います。

 

みなさん、はじめまして。

 

富山市新庄北町の、助成金、就業規則、社会保険・労働保険をお手伝いする、

社会保険労務士法人タックス労務管理事務所です。

 

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